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久根崎氏のレース回顧
2004-06-27 阪神 12R [ 城崎特別 ] 2004/07/01 12:11
 ちょうど1年前にここに書いたデータで、阪神ダート1400メートルは外枠有利というものがありました。私はこの傾向をよく利用しますので、自分のサイトや本誌等でも何回も紹介していますが、このレースはまさにそれにハマった感じの結果でした。また、阪神ダート1400メートルは、外枠有利と同時に内に行くほど不利で、このレースでは内目の枠に単勝1.5倍の圧倒的な1番人気の武豊騎手騎乗のツムジカゼがいまして、他の馬を買いやすいオッズにしてくれていまして、そして大外にも指数的に狙えるタガノリファールがいましたので、データの傾向を生かすのに好都合のメンバー及び枠順になってました。

 双方が降級馬で、ZI、直前値、ダート短距離の全てが1位と2位で、指数的にはほとんど差がありませんでしたが、僅かにタガノリファールが上回っており、それだけでも推せますが、さらに人気は逆転しているので期待値的にも買い材料があり、さらに前述の枠順傾向のデータが揃っていれば、何も迷うことはありません。他の相手としても、3番人気のエドモンダンテスが最内枠でしたので、評価を落とせますし、あとは指数の高い降級馬だけでも十分です。ただ、実際に3着に入ったワイルドシャウトについては、先日こちらで紹介しましたように、2・3歳の限定のダート500万下で好走し続けていた馬(激走★マーク付き)で、枠順も外目ですので、こちらも別の点から十分に狙えたはずです。実際の馬券でも私は期待値からこちらを対抗に指名していました。

 この阪神ダート1400メートル以外でも、他にもこのように利用できるデータはあると思いますが、それらが実際に馬券として生かせるかどうかは、レースのメンバー構成や枠順、各馬の人気などによるわけでして、それらは実際に出馬表やオッズが発表されまではわかりません。つまり、レースの出馬表を見てその傾向を生かす予想をするというよりは、その傾向にあったレースが出てくるまで待った方が、よりデータを有効に生かすことでき、結果もそれに見合ったものになるはずです。特に夏競馬のように3場が続いてレース数も多く、クラス移動等で各馬の能力差が大きいような場合には、レースでどの馬を買うかを考えるよりは、どのレースを買うべきかを考える方に時間を割いたほうが、このようなデータも生かしやすく、結果的にも良いと思います。

 9月までの夏競馬の間は、前回紹介しましたように、このようなクラス移動から狙うというスタンスが続き、それが予想の大部分を占めてしまうことが多くなる関係上、他のネタも少なくなりますので、こちらのコーナーも、隔週程度、または何かトピックスがあった場合に更新する予定ですので御了承下さい。
2004-06-13 東京 11R [ エプソムカップ ] 2004/06/16 07:54
 さて、夏競馬のスタートです。そしてクラス移動ですね。クラス移動の仕組みや基本的な狙い方については、確か去年も書きましたし、また本誌やその他いろいろなところで毎年のように書いていますしねこの時期になれば各メディアでも取り上げられていると思いますので、詳細は割愛します。ということで、ここでは指数を利用した上での狙い方と、狙える美味しいパターンや注意したいポイントをいくつか紹介いたします。

 指数ですが、上級条件で走っていた馬の方が高くなるのは当然ですので、降級馬は基本的には高い指数が出てしまいますが、これはこれでむしろそのまま信じた方が良いケースが多いのも確かです。注意したいポイントとしては、上のクラスで凡走が続いていた馬は、高指数が出ていても思ったほど人気にならないケースが出てきますが、この場合も、相手関係やレースの条件によってはそのまま捉えた方が期待値的には良い場合が多く、レースによってはかなり美味しいケースになります。このような場合に狙える相手関係としては、他に降級馬がいないことや、3歳馬が人気になっているケースですね。特に、レースの条件として、コーナーが4つ以上のコース、つまりは1800m以上のコースでは、3歳馬や牝馬を軽視した方が良い場合が多いですので、このような降級馬が狙えます。馬連で10倍前後というのは、一見人気サイドで美味しい配当には見えないかもしれませんが、2頭しかいない降級馬で決まって1点や2点で取れるのであれば、これはまたこれでかなり美味しい馬券なのです。この時期のクラス移動のレースでは、こういうレースを選んで買うのもまた予想のポイントのひとつとも言えます。

 また、クラス移動と同時に開催場所も替わるわけですが、福島や函館は小回りコースになりますので、逃げ・先行有利ということが優先されてしまいますが、この条件でも美味しいのは、上のクラスで後方からの競馬をしていて成績が悪かった馬です。そのような馬で、そらに以前の同条件時代には先行できていたような馬は、降級することによってそのクラスのペースであれば対応できてしまう場合もあり、降級馬なのに脚質的に嫌われて人気を落としているようであれば、脚質転換を狙って買うというのもありです。特にダートの短距離戦では、このケースが発生しますので、注意して下さい。

 両者を合わせてポイントとすべきは、人気の無い降級馬は積極的に狙って、人気を被り気味の3歳馬を軽視するという点ですね。ただ、「人気の無い」降級馬というのは、2〜4番人気程度でも実力と比べて「人気の無い」と判断できるケースもありますので、全くの人気薄の馬ということではありませんので注意してください。

 その他では、こちらも毎年のように書いていますが、ダート戦の3歳馬ですね。上で人気の3歳馬は軽視と書きましたが、逆にダート戦では、3歳馬が降級馬をも逆転する可能性も秘めていますので注意してください。数年前まではこの時期までに3歳馬はダートのオープンクラスというレースは一鞍も組まれていませんでしたので、そのために上に上がれず、条件クラスにオープン馬が潜んでいて、このクラス移動の時期に表面化するというケースがありました。現在では2・3歳限定のダートのオープンクラスのレースも結構組まれるようになりましたので、強い馬はすでに周知されているケースもあり、人気が正しく形成されてしまう可能性も高くなっていますが、やはり3歳の春はクラシック路線への夢も捨てきれず、実はダート馬なのに芝のレースを使われてきていた馬もいるはずですから、そのような馬がここに来てダート路線に戻ってくると、この現象がまだまだ発生することがあります。このような要因も含め、将来のオープンクラスの馬のほとんどが通過するため、2・3歳限定のダート戦はハイレベルになることが多いので、そこで好走して古馬とのダート戦に出てくる馬はやはり要注意になります。

 全体的なポイントとしては、少なくともクラス移動直後の1〜3週目は、無理な穴狙いよりは少点数で効率の良い買い目を作り、レースも絞って狙う方がいいですね。もちろんローカルで多頭数ということになれば超高配当のレースも出てくるとは思いますが、できればそれらには誘惑されないようにこのスタンスで攻めてみてください。
2004-06-06 東京 11R [ 安田記念 ] 2004/06/10 18:12
 今回はこの夏から導入される予定の3連単について少し紹介いたします。拙著等を読んでいただいている方はご理解できていると思いますが、3連単を使えば買い目としては、他の全ての馬券を代用できます。つまり、3連単だけ使えば、他の全ての馬券は必要なくなるということです。ただし、代用すると、必ず目の数が増えますので、1点につき最低でも100円という購入単位は変りませんので、小額で購入されている場合は、多点数になってしまいますと、結果的には資金の配分が正確にできないために、実用的ではないケースもあります。ただ、そのような場合でも、馬券の考え方として、この代用可能という事実は重要なのです。

 各馬券間の代用方法についても拙著等を参考にしていただたいのですが、実は、そんなことを知らなくても簡単に代用できる方法があります。まあ正確には、代用というよりは、自分の予想をより正確に買い目として表現することが可能だということです。

 レースを予想した結果として、レース結果をシミュレーションした場合、つまり、A馬が1着、B馬が2着、C馬が3着のように、自分の予想内で発生しうる可能性を全てピックアップするとします。例えば18頭立てだと、1着〜3着の組合せは4896通りあり、シミュレーション結果は、その中の何通りかを選択していることになります。そして、この1着〜3着の組合せというのは、そのまま3連単の買い目になっているということです。今書いた作業では、それまでの予想スタイルによっては確かに着順結果のシミュレーションという新しい作業が発生している場合もありますが、それも予想の内ととらえれば、その作業の中には基本的に自分の予想を買い目として組み立てるという作業自体が存在しなこことがわかるかと思います。つまり、3連単を利用すると、馬券を組み立てるという作業事態が消滅する可能性があるということです。

 しかし、上記のように1〜3着馬の結果をシミュレーションするという新しい作業が発生するわけですが、これについては、現在の「印を打つ」という基本的な予想表現の方法を少し変更し、買う馬それぞれについて属性を与えるような予想表現に変更し、それに簡単な作業を加えるだけである程度は自動的に生成できるようになります。つまり、ここまで実現すれば、買い目ということを意識しないで馬券を買えるようになる可能性もあるということです。「流し」、「ボックス」なんて言葉は全く存在せず、自分の予想した内容にほぼ過不足なしの買い目が自動的に生成され、予想通りの結果になれば的中、予想と違えば外れという全くシンプルな状態になります。先日新しいマークカードの仕様が公開されましたが、強いて言えば、その中のフォーメーションというのに近い形ですが、それをより強化したものになります。

 ただし、3連単は組合せ数が非常に多いですし、またオッズによる資金の自動配分まで考えますと、短時間により正確に行なうためには、やはりコンピュータの利用が必須になります。9月の3連単の全国発売までには、拙作BET Masterにはこの機能を搭載する予定です。
2004-05-30 東京 10R [ 東京優駿 ] 2004/06/03 19:38
 拙作のソフトや「TARGET馬券新書」、あるいは「競馬最強の法則本誌」を読んでいただいていれば、「合成オッズ」という言葉を理解されている方、あるいは聞いたことがあるという方も多いかと思いますが、今回のダービーがこの言葉を説明するのになかなか面白いサンプルになりましたので、少し説明いたします。

 このダービーでは、金曜日の前々日の発売開始からキングカメハメハとコスモバルクの2頭で、1番人気が何度となく入れ替わっていました。この2頭に他の数頭も含め、みなさんもどれかの馬が勝つのではないかと予想していたと思います。今回のレースで特徴的なのは、上位馬のステップや適性評価が同一ライン上に無いため、各人が重視する基準によっては、各馬の評価が大きく異なる可能性があるため、ある馬を選択している人は、ある馬は全く無印にしているケースが多かったのではないかといえる点です。つまり、上位人気馬に絞っても、買う馬と買わない馬の明確な選別が出来ている可能性が高かったということです。そして、このようなケースでは、実は合成オッズが威力を発揮します。

 通常の予想から馬券を買う場合、基本的には買う馬がメインとなり、馬券としても買う馬という目線から馬券が組み立てられてしまいます。同時に馬券も普通に買ってしまうとそのようになってしまいます。しかし、少し合成オッズ理解していれば、自分が無印にした馬を馬券から排除することで、合成オッズを上げ、的中した場合も儲けをより大きくすることができます。

 その前に、まず単勝と馬単総流しが馬券的には同一だということは理解しておいて下さい。これに関して一から説明をすると、かなり長くなってしまいますので、詳細については、このコラムの過去の分や前出の「TARGET馬券新書」、BET Masterのヘルプ等を御覧下さい。基本的には、単勝と馬単の総流しは的中・非的中は必ず同時ですので、「賭け」としては同一ということです。そして、その馬からの馬単総流しを同一払い戻し額になるように資金を配分した場合、その払い戻し額と単勝1点買いの比較によって、どちらが有利ということを判断します。そして、その払い戻し額が最初の資金の何倍になっているのかというのがその馬の馬単の総流しの合成オッズになり、単勝オッズと比較します。

 今回で一番簡単な例としては、キングカメハメハの単勝を買いたいが、実はコスモバルクは無印というケースです。キングカメハメハの最終的な単勝オッズは2.6倍でした。馬単の総流しの合成オッズは2.77倍ありましたので、この時点でも総流しの方が有利なのですが、この程度の差であれば、締め切りまでのオッズの変動や資金配分の端数によって必ずしも得にならない可能性もあります。ですが、ここでもし2着馬としてコスモバルクは無いという「切り」の予想を馬券に反映させれば、馬単12-9は買う必要が無く、その場合の残りの目の合成オッズは4.07倍に跳ね上がります。2.6倍と4.07倍の違いをそれほど大きいと感じない人もいるかもしれませんが、実際の儲けの部分はそれぞれ1を引いた値ですから、コスモバルクを消しただけでキングカメハメハの単勝のよる利益は1.6と3.07で倍程度も違ってきます。具体的には、それぞれ1万円賭ければ、単勝は2万6千円で利益は1万6千円、馬単総流しだと、約4万円の配当を得られ、利益は3万円と、「コスモバルク消し」という予想を馬券に反映させただけで、1万4千円の差が生じます。「切り」という予想が払戻金として表面化する端的な例になっています。

 なんでたったこれだけでこんなに差がつくのかというと、前述の通り、単勝というのは、馬単の総流しを買っているのと等しいわけで、つまりコスモバルクを消した予想でも単勝買ってしまうと、コスモバルクが2着の場合の馬券もその中には含まれてしまっていて、実際の馬券の中には「消し」の予想が反映されていないわけです。その分のロスが差として現れているということです。合成オッズを使い、馬単総流しにして切り馬を削れば、明示的に切った馬を外して買うことができるわけで、自分の予想により近い馬券を購入していることになります。もちろんコスモバルクが2着に来てしまったら馬券としては外れしまいますが、それは買い方が悪いのではなく、最初のコスモバルクを切った予想自体が間違っていただけで、買い方には何も問題ありません。逆に言えば、このような予想をしている人でも、毎回単勝を買っていると、その分余計な馬券を買っていることになり、予想が正しくても適正な儲けを得られていない可能性があります。つまり、単勝だけの回収率が90%〜100%未満の人であれば、この方法を利用するだけでもプラス領域まで上げることは可能かと思います。もちろんそこには予想の精度が問われることになりますが。

 また、このような場合でも、どうしてもコスモバルクの2着の可能性も捨て切れなければ、その目だけ元返しとして配分しても、単勝を買うよりは回収率が上がる可能性が高く、このケースでは、コスモバルク以外が2着に来れば、3.6倍の合成オッズが確保できます。さらに他の馬を切ったり、また逆に2着馬として期待している馬に多目に配分することも可能で、自分の予想の内容をより正確に表現できます。

 この合成オッズですが、BET MasterやTARGETを利用すれば、買い目を入力するだけで、取り込んだオッズから自動的に算出できます。同時に資金配分も自動的に行なえますので、締め切り間際でも面倒な計算をすることなく簡単に合成オッズを生かした馬券を買うことが出来ます。

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