KANALOA2指数とは
▼KANALOA2指数とは
中央競馬では過去10年、地方競馬では過去5年の過去データを学習させたAIに、どのような条件の馬が強く、どのような条件の馬が弱いかを予測させ、指数化して使いやすくしたものです。
過去の成績、タイム、騎手の成績、枠番、天気、馬場状態、馬体重等々、競馬に関して考えうる全てのデータを学習させ、総合的に計算を行っています。
学習させたAIモデルに関しては何度も改良を重ね、どういったデータを学習させれば勝つ馬を予測できるかを考慮して作られたモデルになっています。
▼KANALOA2指数の特徴
過去に強いパフォーマンスを発揮した条件に多く当てはまっているほど、指数が高くなるようにAIは学習しています。
指数は偏差値になっており、50を基準としてそのレースでの馬の強さを表しています。
本レースの馬の中で平均よりも強い馬は50より高い指数になり、本レースの馬の中で平均より弱い馬は50より低い指数になるように設定されています。
指数が同じ場合には、強さが同程度であるということになるため、より人気薄の馬ほど、より高い回収率が見込める傾向があります。
▼KANALOA2指数の活用方法
指数が60を超える馬を中心にして馬券を組み立てることにより、デタラメに馬券を買う場合よりも的中率の向上が期待できます。
また、指数の大きさは、その馬の強さを示唆するので、例えば、1番人気や2番人気の馬の指数が50を大きく下回っている、人気薄の馬が高い指数を弾き出している場合には、レースが荒れる可能性が高いと予想できます。
逆に、1番人気や2番人気の馬の指数が60を大きく上回っている場合には、レースが堅く収まる可能性が高いと予想できます。
よって、穴を当てるのに適したレースや、本命を当てるのに適したレースなど、レースを選択する際の判断材料として活用できます。
また、指数50〜55付近でほとんどの馬が団子になっている場合は、ほぼ横並びの実力で展開が読めず、予測に適していないレースだと判断することも可能です。
KANALOA2指数では馬を3頭選ぶ券種(3連複・3連単)をおすすめしています。
頭数が多い券種は人間による予測が難しく、オッズが最適化されていないこともあり、高い回収率を見込める買い目が見つかりやすいです。
オッズと勝率を掛け合わせて期待値を算出し、一定以上期待値の高い買い目を購入していくことを推奨しています。
また総流し馬券は、低い的中しか見込めないような馬までひっくるめて買ってしまう買い方なので、非常にもったいない買い方になります。
総流しするよりも、例えば、KANALOA2指数が一定値以上(例えば50以上など)の相手に絞って流し馬券を買う方が、長期的には有利になります。
▼KANALOA2指数の注意事項
KANALOA2指数は過去データの学習結果に基づいて、過去に強いパフォーマンスを発揮した条件により多く当てはまっているほど、指数が高くなるように設計されています。
またレース内での相対的な馬の強さを表しているだけなので、各馬の真の強さを表すものではありません。
レース横断で同じ指数がついていたとしても馬の強さが同じわけではないため、注意してください。
KANALOA2指数が高くてもパフォーマンスを発揮できない馬は存在しますし、逆に、KANALOA2指数が低くても高いパフォーマンスを発揮する馬は存在します。