Expected地方競馬とは
(by Expected馬券チーム)
単勝オッズをAIが予測する、まったく新しい“地方競馬AI”の形
■Expected指数・地方競馬、ついに完成!
中央競馬で高い評価をいただいている Expected指数。その地方競馬版が、ついに完成しました。
中央競馬の競馬予想AI「Expected」は、オッズ(人気)を入力特徴量の一つとして扱っています。また期待値算出の際も、AIが予測した予想勝率に単勝オッズを乗じて期待回収率を算出しています。
しかし地方競馬では、中央競馬と異なり馬券の前日発売が行われないため、指数提供時点(馬券発売開始前)に実際のオッズを使用することができません。
この問題は、AIによる単勝オッズ予測モデルを開発し、解決することができました。このモデルは、過去10年以上の膨大な出走データを学習し、レースの特性、出走各馬の過去成績などから単勝オッズを推定するように設計されています。
つまり「このレースでこの馬がどのくらいのオッズになるか」をAIが自ら予測するという新しい仕組みです。
精度の高い期待値(=期待回収率)を算出するためには、まず前提として精度の高い予測オッズが欠かせません。
Expected指数では、この“予測オッズ”の精度を最大限に高めるために、LightGBMとXGBoostという2種類の勾配ブースティング系AIモデルで機械学習を行い、それぞれの予測を最も精度が高くなる割合で加重平均して最終オッズを算出します。
LightGBMは細かい条件の変化に敏感で、たとえば枠順や馬場、騎手の乗り替わりといった微妙な違いを鋭く捉えます。一方のXGBoostは、全体の傾向を安定して掴むのが得意で、極端なブレを抑える働きをします。
この2つの長所を組み合わせることで、現実の人気分布に極めて近い“AIオッズ”を再現することができるようになりました。
さらに、算出されたオッズに生じるわずかな歪みを補正するため、スケーリング(縮小補正)も実施しています。
こうして得られた高精度の“AIオッズ”を使うことで、馬券発売前でも回収率に直結する指数が計算可能になったのです。
■地方競馬予想AI「Expected地方競馬」の実力
ここでは、われわれ「Expectedチーム」作成による予測モデルを用いた、2023年の予想成績などをご紹介しましょう。なお、直近モデルの成績になりますので、過去にTwitter等で公開した数値とは異なることをご了承ください。
(1)予想勝率
表1は、AIが予測した2023年以降に出走した各馬の「予想勝率」を5%刻みで区分したものです。
たとえば「予想勝率85~89%」のゾーンでは実際の的中率が91.7%、「60~64%」では65.7%と、おおむねどの階層でも予測と実績がほぼ一致しているのがわかります。
このモデルは2012~2022年のレースデータを学習して構築されたもので、表に示した2023年以降の結果はAIにとってまったく未知のデータとなっています。
それにもかかわらず、これほど整った数値を示しているのは驚くべきことで、モデルの信頼性の高さを示していると言えるのではないでしょうか。

(2)期待回収率
表2は、AIが算出した予測勝率と予測オッズを掛け合わせて求めた「期待回収率」を10%刻みで分類し、2023年1月~2025年10月の実際の単勝回収率と照らし合わせたものです。
実際の検証結果を見ると、「期待回収率140%以上」のゾーンでは単勝回収率119.7%、「130~139%」では112.7%と、実際の単勝回収率も高い水準を達成しています。
逆に期待回収率が低いゾーンでは実際の回収も一貫して下がっており、このモデルが回収につながる馬を正確に見分けていることがわかります。

■的中例
(1)ダートグレード競走
表3は、2023年1月~2025年10月に実施されたダートグレード競走で、Expected指数による期待回収率が100%以上だった馬の単勝的中例です。
ダートグレード競走は中央勢が上位人気を占めやすく、堅めの決着になるケースが多い一方で、地方の実力馬が人気の盲点となって高配当を演出することもあります。
Expected指数は、こうした“人気薄の一撃”だけでなく、本命サイドの堅実勝ちまで幅広く捉え、レースのタイプを問わず高い精度で回収率を支える指標となっています。

(2)高配当的中例
表4は、Expected指数で期待回収率100%以上と判定された馬のうち、実際に的中したレースの単勝配当上位30傑です。
10番人気で4万円超の単勝配当を出した金沢・フミタツティンクルを筆頭に、数多くの超人気薄馬を拾っています。
Expected指数上位馬を購入することにより、高配当馬券をバシバシ的中させることが可能です。

■投資競馬での活用について
地方版Expectedの大きな特徴は、実オッズを使わずにAIがオッズを予測する方式を採用している点です。
そのため、中央版とは異なり前日夜の段階で指数を配信できるようになりました。
これにより、前日の夜から指数を参照して買い目を組み立てることが可能になりました。
忙しい平日開催でも前日から落ち着いて戦略を練ることができる点は、大きなメリットだといえます。
前日夜間に配信することを前提としているため、当日にならないと判明しない、馬体重、馬体重増減、天候、馬場状態、パドック情報などの情報は使用していません。
当日、これらの情報を予想に加味することにより、さらに予想の精度を高めることも可能かと思われます。
最新AIにより新たに誕生した高精度のExpectedを使って、地方競馬で大いに稼ぎまくってください。
■今後について
今後は中央版Expectedを含め、AIのアルゴリズム改善や特徴量の再設計を進め、さらなる精度向上に努めていくつもりです。
さらに、地方競馬の中でも独自の体系を持つ、ばんえい競馬への対応に向けた研究にも着手しようと考えています。