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久根崎氏のレース回顧
2004-04-25 東京 10R [ メトロポリタンステークス ] 2004/04/29 08:34
 先週通算1400勝をあげた柴田善臣騎手、関東リーディングジョッキーでも横山騎手に続いて2位に位置していて、馬券の対象としては外せない騎手になっています。しかし、そんな柴田善臣騎手ですが、現在かなり問題のあるデータが出てきています。

 以下は現在の東西を合わせた着別度数でのランキング及び、特別レースだけでのランキングです。データを見れは一目瞭然ですが、今年の柴田善臣騎手は特別レースの成績がかなり悪いようです。トータルの成績では、4位につけ、勝率も連対率も上位です。しかし、特別レースに限定してしまうと、順位は19位まで落ち、連対率は10ポイント下がり、勝率は1/3も落ちてしまいます。

 しかも、特別レースについては、2月22日のヒヤシンスSをカフェオリンポスで勝ったのを最後に、現在まで47連敗中と鬼門状態になっています。もちろんその間にも日経賞では1.1倍のゼンノロブロイ(2着)やダービー卿CTでは1.9倍のウインラディウス(3着)、先週もメトロポリタンSで1番人気ワールドスケール(3着)と、有力馬もかなりおり、単純な巡り合わせということでも無さそうです。もちろんそれなりに人気の馬は馬券には絡んではいますが、とてもオッズに見合った成績とは言えず、人気を裏切った形になっているのがほとんどです。

◆2004年中央全成績(2004.1.5〜4.25/着別度数順)
------------------------------------------------------------
順位 名前   着別度数         勝率 連対率 複勝率
------------------------------------------------------------
  1 武豊    76- 45- 38- 144/ 303 25.1% 39.9% 52.5%
  2 横山典弘  49- 32- 33- 152/ 266 18.4% 30.5% 42.9%
  3 藤田伸二  44- 21- 33- 171/ 269 16.4% 24.2% 36.4%
  4 柴田善臣  41- 39- 23- 199/ 302 13.6% 26.5% 34.1%
  5 後藤浩輝  32- 28- 27- 164/ 251 12.7% 23.9% 34.7%
  6 安藤勝己  31- 28- 42- 114/ 215 14.4% 27.4% 47.0%
  7 武幸四郎  29- 19- 25- 162/ 235 12.3% 20.4% 31.1%
  8 中舘英二  28- 24- 27- 204/ 283  9.9% 18.4% 27.9%
  9 四位洋文  26- 26- 19- 145/ 216 12.0% 24.1% 32.9%
 10 蛯名正義  25- 28- 13- 147/ 213 11.7% 24.9% 31.0%
 11 田中勝春  25- 24- 24- 214/ 287  8.7% 17.1% 25.4%
 12 池添謙一  23- 25- 11- 157/ 216 10.6% 22.2% 27.3%
 13 松永幹夫  23- 19- 16- 152/ 210 11.0% 20.0% 27.6%
 14 福永祐一  21- 27- 21- 172/ 241  8.7% 19.9% 28.6%
 15 バルジュ  20- 22- 21- 140/ 203  9.9% 20.7% 31.0%
 16 秋山真一  20- 19- 18- 178/ 235  8.5% 16.6% 24.3%
 17 岩田康誠  17- 16- 16- 137/ 186  9.1% 17.7% 26.3%
 18 本田優   17- 14- 15- 125/ 171  9.9% 18.1% 26.9%
 19 幸英明   16- 26- 32- 191/ 265  6.0% 15.8% 27.9%
 20 勝浦正樹  16- 11- 10- 160/ 197  8.1% 13.7% 18.8%
------------------------------------------------------------

◆2004年中央特別レース全成績(2004.1.5〜4.25/着別度数順)
------------------------------------------------------------
順位 名前   着別度数         勝率 連対率 複勝率
------------------------------------------------------------
  1 武豊    29- 13- 12- 41/ 95 30.5% 44.2% 56.8%
  2 横山典弘  18-  7- 11- 51/ 87 20.7% 28.7% 41.4%
  3 藤田伸二  12-  8-  9- 59/ 88 13.6% 22.7% 33.0%
  4 蛯名正義  11- 13-  5- 37/ 66 16.7% 36.4% 43.9%
  5 安藤勝己  11- 10- 11- 37/ 69 15.9% 30.4% 46.4%
  6 中舘英二  10-  8-  5- 55/ 78 12.8% 23.1% 29.5%
  7 後藤浩輝  9-  7- 12- 49/ 77 11.7% 20.8% 36.4%
  8 田中勝春  8- 10-  7- 65/ 90  8.9% 20.0% 27.8%
  9 福永祐一  8- 10-  6- 59/ 83  9.6% 21.7% 28.9%
 10 岡部幸雄  8-  7-  4- 37/ 56 14.3% 26.8% 33.9%
 11 四位洋文  7-  9-  8- 52/ 76  9.2% 21.1% 31.6%
 12 池添謙一  7-  9-  6- 51/ 73  9.6% 21.9% 30.1%
 13 岩田康誠  7-  4-  5- 35/ 51 13.7% 21.6% 31.4%
 14 本田優   7-  3-  3- 44/ 57 12.3% 17.5% 22.8%
 15 秋山真一  6-  6-  8- 53/ 73  8.2% 16.4% 27.4%
 16 武幸四郎  6-  5-  8- 55/ 74  8.1% 14.9% 25.7%
 17 松永幹夫  5-  4-  5- 60/ 74  6.8% 12.2% 18.9%
 18 柴原央明  5-  2-  2- 35/ 44 11.4% 15.9% 20.5%
 19 柴田善臣  4- 11-  5- 69/ 89  4.5% 16.9% 22.5%
 20 佐藤哲三  4-  8-  3- 41/ 56  7.1% 21.4% 26.8%
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 では、絶不調なのかというとそんなことはなく、実際に総合で4位ですし、先週も4勝をあげているわけで、馬券的にはやはり外せない存在です。逆に言えば、来るのはほとんど平場のレースということになりますので、馬券的にはむしろ狙いやすいとも言えます。ちなみに平場に限定すると、総合で2位に入り、連対率も30%を越えています。

 しかし、キャリアの浅い騎手ならともかく、このレベルの騎手が平場には強く、特別レースだけ勝てないなんてことは通常では考えられませんので、やはり単なるデータの偏りか、たまたまという気もします。昨年の成績を見ても、確かに特別レースの成績の方が悪いのですが、今年ほどの差は出てはいませんでした。ただ、禅問答ではありませんが、負け続けている間は勝てないのも事実ですから、とりあえず次に勝つまでは少なくとも単勝や馬単の頭としては外して買う方が良いかもしれません。まあ、この手のデータは公開されると終了してしまうことも多いので、あくまで取り扱いは慎重にお願いします。
2004-04-18 中山 11R [ 皐月賞 ] 2004/04/22 09:03
 皐月賞は、逃げると予想されていたマイネルマクロスの出遅れもあり、18頭中16頭が34秒台で上がるというスローペースの展開になりました。しかし、勝ったダイワメジャーの走破タイムは1分58秒6と、コースレコード及び皐月賞レコードに0.1秒という好タイムを記録しており、とてもスロペースとは思えない結果になっています。

 ただ、同じ日に行なわれた9レースの1000万下クラスのトウショウボーイメモリアルでは、こちらも少頭数ながら1分59秒0を記録しており、皐月賞のタイムは1000万下をやや越える程度という判断もできますので、レコードに肉薄したタイムの価値はそれ程高くは無く、やはりスローペースだったという見方もでき、好タイムは、馬場状態の良さから来たものだという判断も可能でしょう。実際の結果でも、上位は先行していた馬ばかりで、差し馬は全て不発、典型的な前残りのスローペースだったと言えそうです。逆に言えば、この好タイム続出の芝コースで、ハイペースで行なわれていたら、どんなタイムが記録されたのかというのも見てみたかったという気もします。

 さて、次のダービーに向けて、結論を出しておきたのは、この皐月賞のレベルはどの程度のものだったのかということでしょう。スローペースになってしまたので、全馬が実力を出し切ったとは言えない可能性が高いので、このレースだけでは全体のレベルは語れないのかもしれませんが、ダービーには牝馬路線からダンスインザムードが参戦してくるという話も出てきており、もしこの牡馬全体のレベルが低いと見られれば、桜花賞を楽勝し、血統的には府中の2400mが向いていそうなダンスインザムードの方が支持を集める可能性も高そうです。

 しかし、実は前述の1000万下のトウショウボーイメモリアルについては、少頭数ながらハイペースとは言えないまでも、かなりきついペースでレース全体が流れており、1000万下としても限界に近いタイムが出ていたと言えます。また、この時期の4歳馬はトップクラスでも、まだまだ成長途上ということで、タイム的には例年1500万下と同等程度で、この皐月賞がスローペースだったということを前提とすれば、レベルは決して低くなかったと言えます。もし本当にスローだったとしたら、1000万下を下回るタイムが出ていたとしても全く不思議ではなく、上がりタイムの優秀さは、むしろレベルの高さを証明したと言えます。ハイペースになったときのタイムは推定もできませんが、ハイペースになっていれば、ハイレベルだったことを証明できていた可能性もあったかもしれません。

 まだトライアルも行なわれていませんが、ダービーはダンスインザムードが出てこようとも、皐月賞上位馬を中心に狙いたいと思っています。
2004-04-11 阪神 11R [ 桜花賞 ] 2004/04/16 03:56
 ラップタイムを見ると、46.8-46.8という前後半同一のまさに平均ペースですが、この距離としてはやや遅めのペースだったとも言えます。掲示板5頭中4頭が上がり34秒台の脚を使っていますので、確かに上がり勝負たったとも見えます。

 ただ、実際のレースを見ていればわかるとおもいますが、確かに前がやや残っている印象はありますが、勝ったダンスインザムードは早めに先頭に立って後続を突き放しての楽勝ですから、前にいた馬にとっては、早めに交わされてしまい、直線は追い通しとかなり辛い流れになっていたとも言えます。ですので、後方を走っていた馬にとっては、ややスローからの差し脚勝負になったと言えますが、ダンスインザムードを除く前にいた馬にとっては辛い流れのレースだったのだと思います。

 以前から書いていますように、ペースは各馬にありますので、レース全体のペースだけで全馬を判断するのは少々危険で、今回はまずダンスインザムードの力の差を考慮した上で他馬のペースを見た方がいいですね。

 しかし、このレースの全体の流れとしては、東京コースで行なわれるオークスとかなり近いという印象があります。近年のオークスは距離体系が細分化されたせいもあってか、ペースが上がることは無く、直線での瞬発力勝負になることがほとんどで、レース全体としては今回のような流れが予想されます。また、勝ったダンスインザムードも距離的にも血統的にも能力的にも全く問題ありませんので、また今回のようなやや早めの仕掛けのレースをする可能性も高く、同様にペースはあまり速くないのに前にはやや辛い流れになる可能性もありそうで、今回と似たような馬が台頭する可能性も高そうです。特に、オークスは距離適性は二の次と思った方がいいので、全体的に桜花賞と近い成績になる可能性が高いと思います。

 この先まだトライアルから新星が出てくる可能性もありますが、今年のオークスに関しては、ダンスインザムードの2冠達成の可能性が高そうです。ただ、例年のパターンとしては、オークスでは、馬体重の軽い馬が巻き返すことが多く、穴馬として軽量の差し馬が台頭することがよくあります。古くはアグネスフローラを差したエイシンサニー、近年ではトゥザヴィクトリーを差したウメノファイバー等、さらに2・3着まで含めれば、差してきた人気薄の馬の多くは軽量馬です。今年も万が一武豊騎手の仕掛けが早すぎるようなことがあれば、何かに差されるというシーンも有り得るかもしれません。
2004-04-04 阪神 11R [ 産経大阪杯 ] 2004/04/09 03:19
 今週からJRA-VANでは、新しくData Labというサービスが始まりました。JRA-VANとは、中央競馬のデータを一般に提供しているところで、これまでも通常のファイルという形式で、ダウンロードしたり、メールの添付ファイルという形式でデータを提供していたのですが、今回からは、インターネットという広く行き渡った通信環境のメリットを生かし、データのダウンロードの部分を自動的にソフトが行うようにし、しかも、それに対応した競馬用のソフトが、そのソフトをコントロールして、データの登録まで自動化するような設計になっています。

 つまり、ユーザーの側からすれば、ほとんどボタンひとつ押せば、データが自動的にダウンロードされ、ソフトの中に取り込まれるようになりましたので、初心者の方にも大変使いやすくなっています。ただし、インターネット経由ですので、その通信環境(できれば常時接続)が必要なのと、それから、ある程度スペックの高いマシン(Pentium1GHz,メモリ256MB,ハードディスク10G以上程度)が必要ではあります。

 これらが揃っていれば、月額1995円でほぼ全てといえる競馬のデータが自動的に蓄積されていき、しかも全てが最新の状態に保たれます。拙作のTARGET frontierもこれに対応したTARGET frontier JVに生まれ変わり、これまで同様の機能に加え、さらに坂路調教データが一覧できたり、また木曜日の夜の時点で土日の枠順確定前の出馬表が全て表示できたり、レース当日には、オッズや馬体重はもちろん、馬場状態や取消しや騎手変更もリアルタイムに情報が取得できます。また、レース結果も確定後すぐに取得でき、通過順やラップタイム、上がり3ハロンタイムまでレース当日に手に入りますので、それ以降のレースに結果をすぐに反映できます。もちろんIPATからの自動投票にも対応しています。

 また、他にも、血統表や血統系統図、馬名未登録の1・2歳馬のデータというPOGファンにとっては必携のデータも網羅されています。血統表は牡系はほぼ全て3大始祖までそかのぼることができますし、また繁殖牝馬も日本で出走したことのある馬の母に関しては全て揃っていると言えるほどです。

 JRA-VAN Data Labを利用すれば、競馬のほぼ全てのデータという程の圧倒的なデータベースが手に入り、TARGET frontier JVを利用すれば、それを自由自在に扱うことができますので、今行なっている予想方法を効率化したり、あるいは全く新しい予想方法を探ったりと、あらゆる用途で利用できますので、競馬の楽しみもぐんと増すと思います。
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