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完全なる買い方とは(重賞レース)
1.『最強WEB』の無料メルマガで大反響を呼んだ人気コーナー
 『競馬最強の法則』の公式HP『競馬最強の法則WEB』が毎週発行する無料メールマガジンは、発行部数2万部を超える人気を頂いている。その原動力となっているのが、競馬データ研究家・小田原智大氏が公開する「重賞レースの傾向と対策」だ。04年1月から障害レースを除く全重賞レースの傾向と対策を発表。過去のレース結果を参考に、彼独自の鋭い視点で導き出された好走パターンデータは、抜群の的中実績を誇り、読者から大きな反響、お礼のメールが殺到するに至っている。
 普段、小田原氏はライターとして『競馬最強の法則』などで執筆活動を展開。いつもは取材する側だが、今回は逆に取材される側の立場とあって、「メディアに登場する有名な馬券師さんとは違って、ボクは面白くて超カンタンな買い目出しの予想理論は持ってませんよ」と謙遜気味。だが、彼の的中実績が確かなものであることは証明済み。いまでは本誌メルマガが、彼の予想を知りたいというファンに支えられている状態なのだ。
「メルマガ執筆のオファーを受けたときは少し驚きましたが、重賞レースならばある程度の結果は残せそうな気はしました」
 そう自信をのぞかせる、彼の予想法の本質とは一体なんなのだろうか?
2.重賞でデータ分析が有効なワケ
 「なぜ自信があったかというと、JRAの競馬で一番簡単で馬券が獲りやすいのは重賞だからです。自分に限らずデータ分析で予想を行なう人は、みんな同じような考えを持っているのではないでしょうか。重賞はJRAのレースの中でもっとも安定した条件下で行なわれています。開催日、競馬場、距離、出走馬の条件などが毎年一定で、ブレが少ないといえます。
 例えば3歳馬なら、春は皐月賞やダービー、桜花賞やオークスを狙うのが普通です。古馬の場合は、ステイヤータイプの馬なら天皇賞(春)、マイラーならば安田記念が最大の目標になるでしょう。G1を頂点とし、そこに至るまでにトライアルレースがあるわけですから、それらのレースの質もおのずと決まってきます。そして、出走馬のローテーションや積み上げてきた実績も毎年似たようなものになり、そこで好走する馬のタイプも、ある特徴を持った形に自然と確立されてくるのです。
 よって、重賞レースにおいては過去のレース傾向を分析する手段が非常に有効になります。あるレースにおける好走馬を過去に遡って調べると、それらの馬にはある共通項(実績)が見つかります。
 例えば、正月の中山金杯(G3)というレースの過去の好走馬を調べると、過去に500万クラス以上の函館芝2000m戦で勝ち星があった馬がよく好走していることがわかります。03年に12番人気で2着したトーアメイウン、01年に10番人気で2着したクラフトマンシップなどが該当します。よって今年の中山金杯は、休み明けでしたが前年の函館記念の覇者・クラフトワークは容易に狙えました。人気でしたが、結果は見事に1着。そうした具合に、今度また同じような実績を持つ馬が出走してきた場合には大きく狙うことができ、その馬は高い確率で好走するのです」
3.クラス・コース・距離実績を組み合わせてデータを作成
 一口にデータ分析といっても、実績、血統、時計、枠順、騎手など、競馬にはさまざまなデータがある。小田原氏は過去の好走馬の共通項という観点から競走馬の実績を重視しているが、実績の中でもクラス実績、コース実績、距離実績など細かく分けられる。では彼の場合、どのような視点で競走馬の実績を見ているのだろうか?
「競馬においてもっとも重要なファクターは、クラス実績です。いわゆる競走馬の“格”ですね。当たり前の話ですが、競馬というのは能力が高い馬が先着しやすいゲームです。とりわけレベルが高いレース(=重賞)においては、その傾向が顕著です。G1で準OPクラスを勝ち上がったばかりの馬が好走するケースというのは、まずありえないでしょう。仮にG1で人気薄の馬が来たとしても、その馬自身は実は過去にG1で連対実績があったり、G2勝ち星があったりするものなのです。
 例えば、昨年の天皇賞(春)で10番人気ながら逃げ切り勝ちを決め、大波乱の立役者となったイングランディーレ。同馬は前年の日経賞の勝ち馬でした。日経賞は天皇賞(春)に繋がる重要なG2。過去にはライスシャワーが93年に日経賞→天皇賞(春)と連勝しました。したがって、イングランディーレはまったく問題外の格下馬というわけではなかったのです。レースレベルの問題はありますが、日経賞というレースの格は、いつの時代も尊重されるべきものなのです。
 コース実績も、クラス実績に次いで非常に重要です。格で見劣っていても、コース実績に長けてる馬は、好走する可能性があります。特に京都コースは、コース適性が問われる場合が多く、過去に一度でも好走経験がないとマイナス材料になりやすい。最後の直線に急坂のある中山・阪神の重賞も、コース実績に関連して特徴的なデータが生じやすいですね。
 その次が距離実績。クラス・コース実績よりは優先順位は劣りますが、レースによっては距離実績が明確に問われることがあります。あとは、当然ながら同距離での勝ち星があることはプラス材料になります。
 そうした観点から、中山芝2000mのG3戦を予想するとしましょう。【過去1年以内に中山・阪神芝2000mのG3以上で1着】というデータが作られる可能性は高いでしょうね。実績は近走のものであればベストですが、過去1年、あるいは1年以上前のものでも必ずチェックします。私はTARGET frontier JVを使って競走馬のデビュー以来の全成績を調べ、データを作成しています」
4.来ない馬を『消す』のではなく、来る馬を『拾う』技術を磨く
 クラス→コース→距離。大まかにこの3つの実績を組み合わせることによって好走パターンを作成し、それに該当する馬をピックアップするというのが小田原氏のやり方だ。競走馬の実績を見る際も、まずは「好走時のみ」をチェックし、敗戦の実績に基づいたデータは作らない。また、人気によるデータ作成も一切行なわないことも大きな特徴である。
「メルマガには過去の好走馬の人気と着順を載せていますが、人気はあくまでも参考データです。人気によるパターン作成、取捨判断は絶対にしません。人気というものはファンが勝手に作っているものであって、間違っていることのほうが多いですから(笑)。
 要は競走馬の本質を理解することが重要。そのためには競走馬の良いところ、長所を見てあげるのがコツです。巷にあるデータ予想には『前走○着以下に負けている馬はダメ』などという、いわゆる“消去法”も存在しますが、決していい方法だとは思えません。競走馬は万能ではない。むしろ神経質ですから、どんなに強い馬でも体調が悪かったり、何らかの理由で力を出し切れずに凡走することもあります。負けたレースの理由をあれこれ考えただけでは、その馬の本質を理解できません。その馬が最大のパフォーマンスを発揮したとき(実績)を常に評価してあげることが、重要です。データ分析を行なう際には、競走馬を『消してやる』というよりも、『拾ってあげる』という意識で行なうことをオススメします」
5.3連単時代に対応した好走パターンの順位づけ
 小田原氏は、開催競馬場や開催時期が変更して行なわれた年を除き、原則的に過去10年のレースを参考にし、重賞レースの好走パターンを導き出している。好走パターンの数はレースによって異なるが、より若い数字のパターンに該当した馬が、そのレースでは上位評価とみなされる。つまりは、上位パターンの馬は勝つ可能性が高く、下位パターンの馬は好走できても2、3着というケースが想定されるというわけだ。単純に馬をピックアップするだけでなく、こうした着順想定がしやすいように好走パターンが作られており、この部分が「ボクの馬券作戦のキモで、競馬で勝つための秘訣」だと小田原氏は力説する。
「好走パターンに基づけば、今回1〜3着までに好走する可能性のある馬を探すことができます。しかし、ピックアップする馬は1頭とは限りません。複数頭いた場合、その中での順位づけが必要になってきます。
 また、仮に穴馬をピックアップすることができても、その馬が『何着に来そうなのか?』をある程度想定できないと、肝心の儲けには繋がりにくい。複勝1点買いなどの場合は問題ないかもしれませんが、馬単で勝負する場合は本命馬がキッチリ勝たないと当たりません。ましてや現在は3連単が主流の時代。3連単を正確に効率よく的中させるためには『自分の買う馬は一体何着に来そうなのか?』を考えながら、レースをイメージして馬券を買うことが大切だと思います」
 確かに競馬の予想は本命馬・相手馬を探して終わりではない。そこからどのような馬券を組み立てるかが、馬券で勝つための大きなポイントだ。したがって、ピックアップされた馬の中でさらに順位づけがなされているのは非常にありがたい。小田原氏が作った好走パターンは、おおまかに1着候補、1〜2着候補、2着候補、2〜3着候補、3着候補という具合に分類されている。そういった意味で、この小田原氏の作戦は、3連単時代に対応したものといえるのだ。
6.小田原氏の好走データ該当馬が上位を独占!中京記念で10万馬券炸裂
 それでは具体的な実践例を挙げて、小田原氏の予想プロセスを説明していこう。重賞レースのサンプルにあるのは、実際に配信された中京記念の【傾向と対策】を掲載した『最強WEB』メルマガだ。今年の中京記念は全部で9つの好走パターンが存在した。出走馬全15頭の過去の成績を調べていき、レースを振り返ってみよう。
 まずは最上位評価のパターン1に注目。「前走12月以降に準OPクラス以上の芝2000〜2400mで3着以内、かつ前年10月以降に1000万クラスの京都芝1800〜2400mで1着」という実績を持つ馬を探す。すると(7)メガスターダムが、4走前に準OPクラスの阪神2000mのオリオンSで2着、2走前に準OPクラスの京都芝2400mの松籟S1着の成績があり、パターン1に合致することがわかる。過去10年でパターン1に該当した好走馬は、04年のナリタセンチュリーこそ2着止まりだったが、03年のタガノマイバッハらが3勝。有力な単勝候補と判断できる。  以下、同様に各パターンに該当する馬を調べていくと、(4)アサカディフィートと(12)エイシンチャンプがパターン4に該当。(14)サンライズペガサスがパターン7に該当。(10)セフティーエンペラがパターン9に該当。(11)ダンツジャッジがパターン10に該当する。表にあるのが、全該当馬を一覧にまとめたもので、今年の中京記念は全部で6頭が有力馬としてピックアップされた。
 レース結果は(7)→(14)→(4)の順番に入線し、馬単6480円、3連単は12万4670円の万馬券! 小田原氏は実際に、最上位パターンのメガスターダムを本命にし、馬連と馬単、そして3連単も見事にゲットしていたのだった。
「メルマガでも指摘しましたが、中京記念はOPクラスの阪神芝2000mと非常に関連性が高いのが特徴です。メガスターダムを本命に推したのは、もちろんパターン1に該当していたというのが最大の理由ですが、2歳時に阪神芝2000mのG3のラジオたんぱ杯2歳Sを勝っていた点も、強調材料でした。そして、2着のサンライズペガサスは格上のG2である産経大阪杯の勝ち馬で、屈指の阪神巧者。3着のアサカディフィートも03年に大阪城S勝ちの実績。結局、過去にOPクラスの阪神芝2000mで勝ち星があった馬同士で、上位3頭を占めたんですよね」
 好走パターンに該当した6頭で、キッチリ1〜3着までを独占というほぼ完璧な予想。中でも「パターン1のメガスターダムが勝つ」とまで読み切れたことが、馬券で儲けられた大きな要因といえるだろう。
「先ほどもいいましたが、競馬は競走馬の実績(格)で決まります。とりわけ重賞レースにおいては、その傾向が強いです。しかし、この予想方法が「絶対だ!」という気は毛頭ありません。競馬はそんなに単純なものではありませんし、調教を見て馬の状態を把握することや血統の知識なども絶対に必要です。今年の中京記念のように完璧に決まるケースもあれば、想定した着順が少しズレて馬券があまり儲からなかったケースもしばしば。そして『データは破られるためにある』とはよくいった言葉で、データ外の馬が突っ込んできてハズレることもあります。
 しかし、そういうデータ外の馬が激走するケースは、何年に1度あるかどうかの世界。過去10年のスパンで考えれば、データに合致した馬同士で決まることのほうが多いはずです。仮にデータ外の馬が走ったとしたら、その馬の成績を分析して、翌年以降に活かしていけばいいんです。
 重賞レースに限っては、こうした方法でデータ分析を行なって馬券を買えば、そうそう負けることはないでしょう。一年間トータルで見れば、間違いなくプラス収支に持っていけるはずです」