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久根崎氏のレース回顧
2003-08-10 函館 11R [ 函館2歳ステークス ] 2003/08/14 11:01
 今週もタイトルとは関係ありません。それから、今週は先週の続きを書こうかと思いましたが、北海道が函館から札幌へと開催変りでしたので、そこでのポイントを書いてみます。先週の続きは後日ということで。

 下の表は、各コースでの逃げ馬の成績を集計したものです。脚質にポイントをおくために、力の差だけで決まりそうな新馬戦や未勝利戦は除外し、また頭数も10頭立て以上に絞りました。

 函館や札幌も一応ローカル小回り平坦コースですから、逃げ馬が有利なのは間違いないですし、また予想のポイントもどの馬が逃げるかというのが占める割合も大きいのではないかと思います。

 通常だと、このような表は、場所ごとに表示したり、あるいは連対率順等の成績順に表示して、より逃げ馬が有利なコース、あるいは不利なコースを確認するために利用しますが、今回は、開催変りということをポイントとして、多分多く発生するであろうコース変りの各ケースにおいて、その前走と今走との逃げ馬の有利不利の差を確認するという目的でデータを並べています。つまり、それぞれのコースでの有利不利というよりは、その違いや落差に注目しようというデータです。

 ということで、データの使い方の意図はわかったと思いますので、詳細はみなさんで御確認ください。ただ、全体的に言えることは、札幌のコースは、函館よりも逃げ馬が有利ということですね。特に開幕週は芝の状態もよく高速コースになりますので、より有利ですし、逆に今月に入ったあたりからの函館の芝コースは、内がかなり痛んでおり、逃げ馬にとってのメリットが殺されていましたので、この開催変りでの逃げ馬の有利不利の差は特に大きくなっている可能性が高そうです。

 一番の狙いどころとしては、やはりダート1700m戦でしょうか。勝率や連対率の差だけではなく、単複の各回収値の上昇も大きく、馬券的には一番美味しそうなコースです。

◆逃げ馬・コース別成績
集計期間:980613 〜 030810
(対象:レース数20以上のコースのみ)
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コース   レース数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
---------------------------------------------------------------------
函館・ダ1000  88 26.1% 48.9% 63.6%  139  129
札幌・ダ1000  85 32.9% 52.9% 65.9%  155  160
-----------------------------------------------------
函館・ダ1700 201 15.9% 27.9% 39.3%   89   97
札幌・ダ1700 165 23.0% 35.8% 47.9%  268  147
-----------------------------------------------------
函館・芝1200 130 13.8% 26.9% 35.4%  210  122
札幌・芝1200 102 19.6% 27.5% 44.1%  205  155
-----------------------------------------------------
函館・芝1800  82 17.1% 24.4% 32.9%  119   81
函館・芝2000  66  7.6% 21.2% 28.8%   27  142
札幌・芝1800  59 15.3% 28.8% 40.7%   85  108
札幌・芝2000  50  8.0% 26.0% 34.0%   92  111
-----------------------------------------------------
函館・芝2600  38 21.1% 36.8% 39.5%  153   90
札幌・芝2600  27 11.1% 25.9% 29.6%  134  148
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2003-08-03 新潟 11R [ 関屋記念 ] 2003/08/07 02:52
 今週もタイトルのレースとは無関係な話題ですのであらかじめ御了承ください。

 中央競馬で馬単・3連複が発売されてからもう1年以上が経過しました。この2つの馬券によって、現在では1日にいくつもの万馬券が生み出されています。もちろん新馬券発売以降で万馬券がひとつも発生しなかった日というものはありません。この2つの馬券によって「万馬券」というものの価値もまた下がったのも事実です。しかし、単に発生率が大きく上昇したから下がったというだけではありません。

 馬券の成績を判断するときに、的中率と回収率という数値があります。実は、このうち的中率の方は、その扱いにとても慎重になる必要があります。的中率といっても、その分母と分子の取り方で、違った数値になりますので、ここではレースの的中率ということにします。つまり、予想をして各レースで何点か馬券を買った場合、全購入レースに対する的中したレースの割合です。この的中率ですが、どこに問題があるのかというと、全レース1点で購入しているのであればさほど問題はありません。もし全レースを1点で購入していたとして、そのときの的中率が10%程度あったとします。このとき、各レースの買い目をさらに1点追加して、2点にした場合、的中率は必ず上昇します。当たり前ですね。そして、3点、4点と追加していって、最後に全点購入すれば、どのレースも全て的中してしまいます。つまり、的中率100%ということが現実に起こりえるわけです。しかし、実際には全点賭け続けて収支をプラスにするなんとことは至難の業で、回収率的には75%に収束してしまうはずですので、誰も実行しようとは思わないでしょう。ですが、ここまで行かなくても、3点よりは4点、4点よりは5点と増やせば増やすほど的中率が上がることは事実で、それは間違いなく75%の収束ポイントへ近づいていっているのです。また、レースを予想した場合、やはり当てたいという気持ちが強いと、ついつい点数も多くなってしまうという人も多いはずです。

 というわけで、馬券の的中率を上げることは実は簡単なことだということです。つまり、「回収率の伴わない的中率の高さ」には何の価値も無いということです。また、自分の予想を向上させようというときにも、このことは十分戒めておく必要があることで、的中率自体は点数を増やすことで簡単にに向上させることができるわけですから、安易にそっちの道に入り込まないように常に意識しておく必要があります。

 馬券はこのように全点買えば的中率100%が実現できますし、点数を多く買えば買うほど的中率が上がるのも事実です。さて、ここで最初の話に戻りますが、新馬券の登場によって万馬券自体の発生率も大きく上がり、3連複では約1/3のレースで万馬券になっています。ということは、理論上では、3レース分の3連複の買い目を全て買えば、それだけで万馬券が1つ的中してしまうということです。もちろん全点買うという行為自体には意味が無いかもしれませんが、発生しやすくなった万馬券を、買い目の点数を増やして当てにいけるということが可能になったのは事実ですから、万馬券を的中させたいという思いが強ければ、全点買うことは無くても買い目がついつい増えてしまうということはあるはずです。しかし、それは前述のように75%への収束のワナにはまっているのも事実なのです。

 新馬券の登場で、万馬券の発生率が上昇したことで、その存在価値が下がってしまったわけですが、全点買えば100%当たるという馬券の性質上、その万馬券を的中させることの価値も低下したのも事実なのです。もちろん少点数で的中させていれば現在でも十分価値はありますが、単に「万馬券を取った」という自慢話や「万馬券何十本的中」という予想会社や予想法や予想ソフトの売り文句が、たとえそれが事実だったとしても価値が薄くなったのも事実です。逆に言えば、的中率をうたうのであれば、その予想点数を確認する必要があるということです。
(次週につづく)
2003-07-27 函館 11R [ 函館記念 ] 2003/07/31 11:43
 次週からは8月になり夏競馬も本番というところですが、競馬番組的には、函館から札幌といった変化はありますが、連続開催が続きますので、あまりネタになるようなことは無いですね。というわけでネタ枯れの時期だったりします。というわけで、タイトルのレースと内容は今回も無関係ですのであらかじめ御了承下さい。

 ということで、今回は資金配分について少し書いてみます。TARGETやBET Masterでは、複数の買い目に対して資金を配分するときに、オッズに応じた自動配分ということができるようになっています。これは、どの目が来てもほぼ同額の払い戻しを受けられるように、各買い目に資金を配分するということです。もちろん、オッズは変動しますし、100円未満の細かい配分はできませんから、買い目のオッズや資金の大小によっては、的中した目によって受け取る配当に多少の誤差が出るのも事実です。ですが、まあだいたい同じような払い戻し額になるということです。

 この配分に関しては、オッズを元にして少々面倒な計算をしていますので、暗算や多少電卓を使ったとしても、手作業で簡単に計算できるものではありませんので、競馬場やWINSで自力で行うのは少し難しいかもしれません。ですので、あくまでPAT等によるパソコンでの購入が前提になります。では競馬場に行ったときはどうするのかというと、まあ結論から言えばどう配分してもかまいません。

 複数の買い目に対して、同額の払い戻し額になるように配分した場合、その払い戻し額は的中時の回収率に等しくなります。例えば1万円の予算で数点買い、どの目が的中しても4万円になるのであれば、どの目が的中しても元手の4倍になりますので的中時の回収率は400%ということになります。

 この様な1万円が4万円になるという買い方を続けて、レースの的中率が20%だったとします。わかりやすくするために具体的な数字で説明すると、10回購入した場合、2回的中し、総投資額10万円に対して、総払い戻し額が8万円になり、トータルの回収率は80%になります。的中時の回収率は400%ですが、的中率が20%なので、トータルの回収率は80%になるということです。ここで数学的な説明してもなんなので、詳細は省略しますが、この場合、同じレースにで同じ目を買うのであれば、実は資金をどのように配分しても、この人の回収率は80%になります。ですから、結論を言えば、競馬場やWINSで計算することができないような場合は、適当に配分してもかまいませんし、全目同一金額でもかまいません。ただ、できればなるべく同払い戻し額に近くなるように配分した方が望ましいと言ったところです。

 では、同払い戻し額の自動配分を行うメリットはどこにあるのでしょうか?
 実は、この人の80%という回収率ですが、この数字を自分で認識するためにできるだけ自動配分を行った方が良いのです。つまり、自分の回収率をできるだけ早く正確に知るために自動配分を行うということです。自動配分を行うと、どの目が的中しても、同じ払い戻し額になるために、的中した目によって回収率がバラつかず一定します。逆に均等買いのようなことをした場合は、高配当が的中したときには大きく儲かりますが、本命サイドの目ではトリガミになる可能性があったりと、的中時の回収率が安定しません。これらを継続すればどちらも「自分の実力レベル」という同じ回収率になるのですが、自動配分を行わない場合は、回収率のバラつきのため自分の真の実力である回収率がなかなか見えてきません。特に、先に大きい配当を当てていたりすると、その分の利益でトータルの回収率が高めに見えてしまいますので、真の回収率との乖離が大きくなります。もちろん運も実力の内ということで儲かっていれば良いという考え方もできますが、真の回収率が100%を切っていることがわかれば、謙虚に反省をして向上しようと新たな努力をする可能性もありますが、たまたま大きい配当を取っていてトータルで浮いていたりすると、この部分で自分の実力を見誤ってしまい、後々に大きな怪我をする可能性もあります。

 上の例では、単純なパターンを挙げましたが、実際には的中時の回収率が400%のレース(TARGETやBET Master、TARGET馬券新書の用語では、これは「合成オッズが4倍の賭け」ということです)だけではなく、様々なパターンのレースを購入しているでしょうし、1レースに賭ける金額も違っていますので、真の回収率を知るためには、より多くのレースを購入した結果のデータが必要になります。ですが、回収率が100%を切っていたらより多くの出費をすることになりますので、出来るだけ早く自分の実力を知るというのはその後の改善の努力のためにも必要なことです。毎回のレースの収支をできるだけ早く自分の真の回収率に収束させるためには同払い戻し額配分をした方が良いということです。
2003-07-20 新潟 1R [ ] 2003/07/23 08:30
 日曜日の新潟の1レースは4頭立てという珍しいレースでした。通常であれば、最初から4頭立てではレースが成立しないのですが、登録時は5頭で、枠順確定前に取消しということで、4頭立てというレースになったようです。

 これにより、馬券も、馬連は当然として、ワイドそして複勝の発売がありませんでした。拙書の「TARGET馬券新書」の方でも、ある馬券を他の馬券で置き換えるという代用馬券の方法をいくつか紹介していますが、このレースをサンプルにすると、それがかなりわかりやすいと思いますので、少し紹介してみます。

 その前に、まず発売された各馬券の組合せ数と今回人気通りに決まった実際の配当を挙げみると、以下の通りになります。

 単勝  4通り  150円
 枠連  6通り  130円
 馬単  12通り  210円
 3連複 4通り  110円

 配当は3連複が一番安いという結果です。まあ組合せ数をみればわかるように、3連複は単勝と同じ4通りしかありませんし、枠連や馬単よりも少ないわけですから、配当も安くて当然です。そして、3連複は上位3頭を指名する馬券ですから、馬券に含めなかった1頭が実質最下位を指名しているのと同じなので、この馬券は最下位を予想する馬券だったとも言えます。このレースでは、近走の成績から、上位2頭が拮抗して抜けており、3番手は実力的には離されているものの距離短縮と石崎騎手への乗り変りでプラスに評価され、そして4番手は抜けた最下位評価という感じでしたので、全て人気どおりに決まったにもかかわらず、3連複が最下位予想ということで一番安いというのも納得できると思います。実際に着差的にも上位2頭がハナ差で、以下4馬身ずつ離されていますから、まさにオッズに近い結果になっていると思います。あとは、まあ2頭が拮抗していたために、単勝と馬単は割れ気味になっており、むしろ枠連が低配当になってという感じですね。

 このレースでは複勝の発売はありませんでしたが、複勝と同じ意味の馬券を買うことは出来ます。ただし、ここまで低配当のオンパレードですから配当的に買う妙味があるかどうかはまた別の話ですが。複勝と言っても、2通りありますね。少頭数ではお馴染みですが、2着までの複勝、それから3着までの複勝です。2着までというのは、その馬が1・2着でもう1頭はどの馬でも良いわけですから、これは枠連の総流しになります。例えば1番の馬から総流しで3点買えば、1番の馬が2着以内に入れば必ず的中しますので、2着以内の複勝と同じ意味の馬券になります。あとは、どの馬券が的中しても、ほぼ同額の払戻金になるように資金を配分すれば良いだけです。

 また、3着以内の複勝も実現できます。方法は、その馬を軸にして、3連複の1頭軸総流しを買うだけです。3連複の1頭軸の総流しですから、その軸馬が3着以内に入れば必ず的中します。4頭立てだと1頭軸の相手3頭の組合せですから3通りです。1番を軸にした場合は、1-2-3、1-2-4、1-3-4の3通りの3連複を買えば、1番が3着以内で必ず的中しますので、実質3着内複勝と同じ馬券になっています。まあ1番や2番からではオッズ的にとても買えませんが、最下位人気の4番が軸なら十分にこの馬券を買うことができます。実際にこのレースで買った場合は、3点の合成オッズは2.42倍ありますので、まあこのレースとしては買える馬券にはなっているはずです。残り3頭の内1頭でも落馬したりすればほぼ的中ですから、まあ競馬は何があるかわからないと考えれば、買えない馬券ではありませんね。

 また、同様にワイド馬券と同じ意味の馬券を買うこともできます。方法は、3連複の2頭軸の総流しですね。この場合は相手は2頭しか残りませんので、3連複の2点買いになります。例えば1番と3番のワイドであれば、1-2-3と1-3-4で1番と3番の馬がともに3着以内に入る全ての組合せを買っていますので、ワイドと同じ意味になります。

 また、現在は発売されていませんが、ここに3連単が加わると、また違う意味の馬券を買うことが出来ます。例えば、1着固定のワイド馬券というのも作れます。上の例で、1番の方を1着に固定し、3番は2着か3着という3連単を買うだけです。馬券的には、1-2-3、1-3-2、1-3-4、1-4-3の4通りで実現できます。

 3連単が発売されると、他の馬券は全て3連単で表現できるようになりますし、また上の例のような全く新しい形の馬券を表現することもできますので、その登場が待ち遠しいのですが、ただ、馬券的には点数が増えるのは確実で、オッズを調べたり、他の買い方とどちらが有利かどうかの比較ということまで考えると、かなり面倒なのも事実です。特に競馬は締め切りという時間との戦いもありますので。というわけで、締め切り直前までできるだけ予想に集中できるように、このあたりの作業をできるだけ自動化しようということもBET Masterというソフトの目標でもあります。まだとこまでの目処は立っていませんが、なんとか3連単の発売には間に合わせたいところです。
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