競走馬の能力を指数化する手法が急速に発展し、多くの馬券術に組み込まれるようになった。そんな中で血統は、競馬予想における重要なファクターであると認識されていながら、デジタル化については“後回し”にされてきた感がある。いわば、最後の聖域だ。そこへ堂々と踏み込む、初の本格的な馬券投資ソフトこそ『血統ダイナマイト』である。
近年の馬券術における最大のテーマ。それは、儲かる馬券を見つけ出し、そのゾーンで勝負を続けて確実に儲けを出す、すなわち“投資競馬の実現”だといえる。
投資としての馬券をシステム化するためには、まずは競走馬の能力を正確に指数化することが重要とされている。膨大な量のレース成績が、時にはAIまで用いて徹底的に分析され、「Aの馬の能力は100、Bは80、Cは75。当然、Aの馬が勝つ確率がもっとも高い」などと弾き出されることになる。こうして指数や確率を比較し、馬券につなげるのが投資競馬のベーシックスタイルである。
ここに血統というファクターを組み込もうというのが、基本無料のソフト『血統ダイナマイト』だ。簡単にいえば「競走馬の能力(指数)と、コースごとの血統成績を合わせて考えて、買うべき馬券を見つけ出す」という手法を実現するためのソフトとなっている。
たとえば「確かにAの馬の能力は100だが、その父(種牡馬)はこのコースでの成績が悪い」「むしろBの方が血統的なコース適性は上」となれば、どうだろう。当然、買うべき馬券は変わってくるはずだ。
その馬がスプリンターなのかステイヤーなのか、芝向きかダート向きかなど、適性を判断するために父や母父の現役成績を参照しているファンは多いだろう。そんな重要なファクターでありながら、投資競馬に活用している人は、まだまだ少ない。そこで『血統ダイナマイト』の出番だ。血統ごとの成績を馬券術に組み込むこのソフトがあれば、他の馬券師が気づかない“より儲かる馬券”を見つけ出すことも可能。『血統ダイナマイト』は、あなたの投資競馬を必ずや1ステージ上へと引き上げてくれるはずである。
ごく簡単に『血統ダイナマイト』を説明すると、種牡馬成績(父と母父)を自身の予想や馬券に取り入れるためのソフト、ということになる。中央競馬・地方競馬の双方に対応しており、出馬表の表示や種牡馬成績の管理のため、JRA-VANデータラボや地方競馬DATAの登録は必須となるが、基本使用は無料。そして、主に以下のような機能が搭載されている。
(1)血統をフィーチャーした出馬表
(2)血統ごと・コースごとの成績集計
(3)血統別・脚質別などの成績を分析する「本日の傾向」
(4)多彩な外部指数の取り込み・表示(有料)
(5)カスタム指数出力(有料)
(6)馬券シミュレーション
(7)自動投票(有料)
まずは(1)と(2)について。『Target』のように、出馬表に種牡馬名を表示できる競馬ソフトは数多い。ただ『血統ダイナマイト』の場合は、コースごと・距離区分ごとの種牡馬成績(勝率・連対率・複勝率や単勝回収率など)までしっかりと表示。「その馬の血統的なコース適性」が、ひとめで確認できるわけだ。その種牡馬成績も、ユーザー自身が必要に応じて集計・更新することが可能となっている。
また(3)の「本日の傾向」も予想に役立つ機能。競馬場・距離区分ごとに、どんな種牡馬やジョッキーが活躍しているのか、あるいは枠番ごと・脚質ごとの成績など、最新の傾向(当日~10日前)を集計して表示するというものだ。
大きなポイントは(4)と(5)。『血統ダイナマイト』では『馬王Z』の得点および予想タイム指数、KANALOA2指数、そして卍指数、以上4つの外部指数をインポートすることができる。各指数と種牡馬成績を組み合わせて、ユーザーオリジナルのカスタム指数を作り出すことも可能だ。
取り込んだ指数や自作したカスタム指数は、出馬表に表示させられるほか、たとえば「KANALOA2指数が1位で、そのコースでの勝率が8%以上の種牡馬の子の単勝を買い続けたら」など、さまざまな条件を設定して馬券収支を確認することもできる。それが(6)の馬券シミュレーション。このシミュレーション例に基づいて、合致する馬がいれば自動的に購入する機能も搭載されている。
特に有用なのは(5)のカスタム指数だろう。誰も利用していないオリジナルの評価基準で馬券を買うことができるわけで、他人が気づいていない儲かる買い目を次々と見つけ出せる可能性が高まる。『血統ダイナマイト』は“一人勝ち”を実現し、投資競馬を成功へと導く夢のソフトといえるかも知れない。
『血統ダイナマイト』では、出馬表に各馬の父名・母父名と、それらの成績を表示させる欄がある。この種牡馬成績は、馬券シミュレーションや自動投票にも応用することができる。簡単にいうと「このコースで勝率10%以上の種牡馬の産駒だけ買い続けたら」といった条件を設定して、儲かるか儲からないかをシミュレーションすることが可能なのだ。
ソフトをインストールした時点で、一定期間の種牡馬成績を集計したデータ(中央・地方)が組み込まれる。だがレースは毎日・毎週行われ、新たな種牡馬の産駒も次々とデビューする。よって、この集計データは一定期間ごとに更新してやるのがベターだ。
「集計データの更新」をクリックすればその機能を呼び出すことができる。1か月に1回、あるいは1開催終了ごとに集計するのが、ひとつの目安。集計期間は最低1年、できれば2年程度がいいだろう。
ユーザー自身が馬券シミュレーションを行う際の注意点としては「血統成績の集計期間とシミュレーション期間を“被らない”ようにすること」だ。この期間が被ると、馬券シミュレーションで高配当の的中を幾つも拾い大変な好結果となることがよくある。過去一定期間の集計データをもとに、別の期間の馬券成績をチェックする、という方法が、シミュレーション結果の信頼度を上げるために必要な配慮だといえる。
また血統成績だけでシミュレーションして好結果が出たとしても、データが少なかったり根拠に乏しかったりすると不安定になる可能性が高い。逆に外部指数だけに頼ると、同じ指数を使っている他のユーザーと買い目が被って儲かりにくくなることも考えられる。血統成績と精度の高い外部指数を組み合わせてオリジナルのカスタム指数を作成し、さまざまな条件を組み合わせて、なるべく多くのレースに参加できて、それでいて回収率もいいシミュレーション例を見つけ出すことが、投資競馬を実現させるコツである。
【中央競馬・地方競馬ともに】
・自動投票機能
・外部指数、カスタム指数機能(出馬表、馬券シミュレーション、自動投票)
・カスタム指数作成機能
・TARGET外部指数形式ファイルの出力機能
各外部指数は、無料で過去データを取得することができます。レース前日に指数を取得するにはご利用登録が別途必要です。
予想タイム指数
得点(得点V1、得点V2、得点V3、デフォルト得点)
馬王Zメニューの[予想]→[予想カスタマイズ]画面で選択されている得点を取得します。
月額5,000円+税
1か月 12,000円+税
3か月 34,000円+税
6か月 65,000円+税
1か月 6,000円+税
3か月 17,000円+税
6か月 33,000円+税
1か月 6,000円+税
3か月 17,000円+税
6か月 33,000円+税
月額7,000円+税
月額4,000円+税
月額4,000円+税
月額6,000円+税
月額4,000円+税