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2025年1月5日 中山 11R
日刊スポーツ賞中山金杯 GIII 芝2000m
15:45
的 中
期待値レベル 7
予想時刻: 00:10
見解
まず馬場ですが、先週あたりから徐々に馬場レベルが落ちて来たと感じていましたが、ホープフルSが2分0秒5、12Rの3勝C・芝1600m戦が1分34秒3ですから、昨年よりやや時計は掛かっている感じ。ただ例年並ではあって、時計的には1分59秒後半あたりの決着を想定。高速でもなく時計が掛かってもいない標準的な状態と考えれば良さそうです。伸び所はほぼ内外イーブンの想定。

続いて展開ですが、ホウオウビスケッツは番手で良いのでセイウンプラチナを行かせての2番手で良いのですが、問題は自身のすぐ内にズラリと先行馬が揃ったこと。この並びで悠長に構えていると予想外の位置になる恐れがありますし、ましてやダッシュが付きにくい重斤量なのですから、かなり出して行くでしょう。それは先行馬の面々も基本的には同じで、それぞれが理想の位置を取るためにテンに出して行くでしょうから、当然連動してペースは上がります。ハイペースにまで上がるとまでは言いませんが、この並びでスローにまで落ちる可能性は低く、緩んだとしても遅めの平均ペース。1分59秒5を決着タイムと想定すれば、緩くても前後半60.0-59.5秒のバランス。メンバーの半分弱が先行馬ならば動き出しが遅れることもなく、中山らしい5Fロンスパ戦に。前半が厳しくはないものの楽でもないので差し馬にもチャンスが。例年先行馬優勢になりますが、今年はそこまで前有利にはならないと考えます。

【2025 中山金杯】
◎2アルナシーム
○7マイネルモーント
▲18ホウオウビスケッツ
☆15クリスマスパレード
△5ショウナンアデイブ
△4ジェイパームス
△16ボーンディスウェイ
△14リカンカブール
△17シンリョクカ
△8エアファンディタ
▽3パラレルビジョン

本命◎2アルナシーム
本馬の母ジュベルアリの全兄はアルアイン・ダノンマジェスティ・シャフリヤールが居ますが、これら3頭はいずれも中距離馬でコーナー4回コースを得意としています。そんな母に1800・2000m>1600mの傾向を示すモーリスが配されて生まれた本馬は当然中距離色が強いわけですが、若い頃は特に折り合い面に大きな課題がありましたので、フィジカルは中距離型であるものの1600m戦を中心に使われていました。ただ本質的なスピードには欠けるので下級条件では通用したものの、3勝Cにまで上がるとスピード不足を露呈することに。3勝C以降の1600m以下戦は【0-0-0-7】ですから、馬柱から1600m以下戦を抜いて考えないと、正しく能力査定が出来ません。また、1800m戦においても高速決着ではスピード不足から一押しが利きませんから相応に時計が掛かる条件がベストで、OPでこれに該当したのは23函館記念(6着)と24中京記念(1着)の2戦だけ。23函館記念では6着に敗れていますが、前後半60.0-61.4秒の前傾差し競馬を先行した上に、15番枠スタートで道中は前に壁が作れずに力み通し。更にコーナーでは終始4頭分の大外を回して2着とは半馬身差、先行馬最先着ですから負けて強し。3着ブローザホーン、4着マイネルウィルトス、5着ハヤヤッコのG2レベルのメンバー構成で、これら3頭は全て展開利がありつつコーナーでインを立ち回った利もありましたから、この事実からも6着と言う結果以上に評価すべき結果。これらから、ベスト条件の中距離G3であれば能力上位であることが分かって頂けると思います。
従って能力は通用しますし、今回はベストのコーナー4回の中距離戦且つ高速馬場でもないので過度にスピードが要求されない点も◎。更に良いのは外数頭がテンに遅い馬ばかりの2番枠で、出脚は優れている馬だけに、この枠ならば中山金杯におけるウイニングポジションであるインの2,3列目が取れるでしょうし、それは折り合いを付けやすいと言う点でも絶好です。また、1月中山芝における父ロベルト系馬は良く走りますが、1月の中山芝2000mにおけるモーリス産駒の複勝率は57.1%と兎に角走りますから、血統面でも強みが。これらからまず崩れることは無いと思えますので、ここは自信を持って本馬を推奨したいです

対抗○7マイネルモーント
デビューからの2戦を上がりの速い競馬で取りこぼした後、ロンスパ戦と平均ペースの極端に上がりが速くない競馬で2連勝したように、ゴールドシップ産駒らしく究極のキレ勝負は苦手。また道悪が苦手と言う特徴も持ちます。古馬混合戦を走り始めた2勝C戦以降は9戦して2勝しか挙げられていませんが、9戦中5戦はスローラスト3F戦orラスト2F特化戦の上がりの速い競馬で、1戦は苦手な不良馬場の競馬。3走前は直線で2度不利を受けるなど、本馬向きの条件ではなかったりスムーズさを欠く競馬だったりしたことで勝てなかっただけで、本馬向きなスロー5Fロンスパ戦になった2走前(24江ノ島S)では後半5Fを56.9秒で上がりつつ、ゴールまで2着馬に全く差を詰めさせない非常に強い勝ち方が出来ており、スロー5Fロンスパ戦or平均ペースになったレースでは、ここまで4戦3勝とかなり確実に走れています。
その得意な流れで唯一勝てなかったのが前走(24チャレンジC)でしたが、このレースについては戦前に指摘したように、間隔が開いた割に調教負荷がやや軽めの不自然な内容でしたし、ラスト1Fラップもいつものような「らしい」ラップを踏めておらず、デキに疑問符が付いた臨戦過程(陣営も「久々で良い頃に比べるとちょっと足りない」とコメント)。また、ゴールドシップ×ロージズインメイの組み合わせ馬は京都と阪神芝の複勝率が産駒平均の約半分と極めて相性が悪い舞台で、特に京都内回りコースは【1-0-0-12】と相性最悪。更に直線は馬場の悪い内を通る馬場バイアス不利も重なりましたから走れないのは当然と言えば当然で、むしろあの悪条件で良く6着に走ったと言う内容。重賞に目途が立つ結果だったと評価します。
翻って今回は、5Fロンスパ戦がデフォルトの中山替わりは絶好ですし、4走前(24スピカS)ではラスト2F特化戦に近い流れで3〜4角中間以降のラップが速くなった中を、4角6頭分外回しでも楽々先頭列に取り付いたようにコーナー加速が優秀ですから、そういう点でも中山替わりは歓迎。一度使われての上昇も必至で、2走前は逃げ、前走は中団やや前の位置が取れたように後方一辺倒の脚質で無くなったことも、ある程度の位置が欲しい中山金杯を戦う上では安心材料。更には前走比2?減のハンデもかなり有利で、前走とは違って今回は様々な点で条件が好転しますから、かなり面白い存在になると思います。ただ、陣営も再三不安を口にしているように中山ではイレ込んでしまう傾向がありますし、調教後馬体重が前走比20?増と言うのもかなり気になるポイント(当日輸送でどれぐらい減るか分からないので余計に)。当初は本命にすることも考えましたが、これらがどうしても引っ掛かりますので一つ評価を落としました

単穴▲18ホウオウビスケッツ
以前はかなり行きたがる面が強く、道中力んで終いに脚が使えないレースを続けていましたが、4走前(24巴賞)からメンコを着用したことで折り合い面にはやや進境が。それにより終いに脚を溜められるようになって成績が安定し、以降は4戦2勝2着1回3着1回。唯一連を外したのもG1レースですから、G3レベルでは明らかに一枚上の戦績です。24巴賞がスロー4Fロンスパ戦の逃げ、24毎日王冠と24天皇賞秋がスローラスト3F戦の逃げ、24函館記念は前後半59.6-59.6秒の平均ペースで逃げたアウスヴァールから約3馬身離れた2番手なので実質スローペースの4Fロンスパ戦と、4戦全て展開に恵まれた事実がありますが、今回も楽ではないものの厳しくもない展開にはなりそうですし、少々古い例ですが23スプリングSでは前後半47.3-49.5秒の厳しいペースを先行して2着に粘った実績もありますから、多少ペースが上がっても心配ないだろうと思えば、近走実績を素直に信用しても良いかと思います。
ただ、今回は大外枠だけにかなり出して行く必要があり、勢いを付けた上で折り合いを付けられるかは少々疑問。ましてやテン乗りのドイルJ、間隔が開くと力む傾向があるのですから尚のこと不安で、2000mドンと来いと言うタイプでもないだけに、力んでのスタミナ切れは想定しておく必要があるでしょう。また、乗り込み量は豊富もあまり強い負荷を掛けていない調教過程から決して100%の状態ではない上に59.5?の酷量でもあって、取りこぼしても全く不思議ない環境。実績や能力は上位で素から2列目には据えますが、1人気に推されるほどの信頼感はないです

4番手☆15クリスマスパレード
ここまで3度の馬券外凡走歴がありますが、24フローラSは戦前に指摘していたように間隔の割に調教量が少なかった上での馬体重10?減でしたので、状態面に疑問符が付いたレースで、24関東オークスはダートが全く合わなかったノーカウント敗戦ですから、この2戦については馬柱から消してしまって良いです。唯一、前走(24秋華賞)がガチンコ勝負での敗戦ではありますが、このレースとて2番手馬の本馬基準でも前後半58.8-58.3秒と速くはないものの遅くもないペース、大逃げ馬を追い掛ける意識が強くラスト5F目からペースアップしたラップ構成を考えれば、ゴール直前まで2着争いをした上での5着敗退は悲観するものではありませんので、ここまでかなり安定して結果を残して来ています。
中山中距離戦3戦3勝ですが、そのいずれもがスロー5Fロンスパ戦であるように中山中距離らしいスローロンスパ戦は最も力を発揮出来るペースですから、コース替わりは歓迎。ハイペース耐性を証明出来ていないのでペースが上がってしまうと少々心配ですが、平均ペース程度で済むのであれば能力を発揮出来ると考えて良く、信用に値する一頭だと思います。ただ、前走時計は古馬重賞でギリギリ足りるかどうかのレベルで、能力的に優位性を持てるとまで言えない点には注意。また、最終追い切りがコース追いになると良績が少ないタイプだけに、最終追い切りが坂路でなかったことも嫌な材料。これらから過信は禁物だとは思います。ただ総合力で本馬を上回って来るとハッキリ言える馬も居ませんから、消去法的に4番手に

△5ショウナンアデイブ
ケンタッキーオークス馬キャスリンソフィアの半弟。そういう母方の血が強く出ており、ディープインパクト産駒ながらキレる脚は全く持っていない持久力型。そういう特徴が2着7回と言う甘い成績に繋がっており、終いの一脚が求められる展開では3勝Cでも優位性は持てません。ただ、消耗戦になれば話は変わり、そんな本馬の良さが出たのが前走(24修学院S)。このレースは大逃げ馬を除くと前後半59.3-58.5秒のスローペースでしたが、2番手馬が早めに前を追い掛けたことで後半5Fラップは11.5-11.5-11.5-11.7-12.3秒と最後は消耗した展開。この流れを3番手からワンペースで脚を使い続けて押し切った本馬のパフォーマンスは持久力の高さを示すもので、超高速状態ではなかった馬場では1分57秒8の時計も優秀。また、2着シェイクユアハートは準OPで2,3着を重ねまくっている勝ち味に遅い甘い馬ですが、ニホンピロキーフ・エーデルブルーメ・マイネルメモリーなど後の重賞好走・善戦馬と接戦を演じているように能力は高く、そんなシェイクユアハートに競り勝ったことにも価値があります。
それだけに5Fロンスパ戦がデフォルトの中山で最後はズブズブの展開になればチャンスはあると思えますが、ただ出脚が遅くて位置が取れない可能性が高いのはかなり難点。しかも外に先行馬が揃っているだけに、被されて前をカットされる可能性が高いのは痛いです。前で渋太さを生かすタイプだけに位置を取るのは必須だけに、最も懸念する形になると中途半端な着順で終わる可能性が高いでしょう。それでも能力に見合わない人気になっていますし、追い切りの動きがかなり良かったことも期待を持たせますので、何とかスタートを決めて位置を確保してくれることに期待して2列目に入れます

△4ジェイパームス
昇級後の2戦では結果が出ていませんが、2走前(24富士S)は去勢手術明けで5か月ぶりの実戦。また戦前に指摘していたようにやや調教量不足でしたし、レースではスタートで躓き、直線半ばではセリフォスに前をカットされて手綱を引っ張る不利もありましたから情状酌量の余地あり。前走(24中日新聞杯)は直前追いを軽くした上で更に馬体減でしたから、まだ去勢によるマイナスの影響があったと思われますし、前後半58.8-59.6秒の淀みない流れによる差し競馬を先行した展開不利も。2角5番手以内通過馬としては上から2番目の入線でしたので、着順ほどに悪い結果だったとは思いません。
このように連続大敗でも見直しの余地はあって、前走よりも負荷を掛ける調教を行い、馬体も増やして来た今回は浮上の余地がありますし、3走前(24むらさき賞)の時計・ラップは翌週のOP特別メイS(勝ち馬プレサージュリフト)よりも優秀で、2週後のエプソムCを勝ったレーベンスティールにやや劣る程度でしたから素晴らしく、重賞でも戦えるだけの能力は持っていますので穴を開ける資格はあります。。あくまで大箱向き、2000mへの対応も鍵にはなりますが、人気的に美味しいのでこの馬も3連複2列目に抜擢

△16ボーンディスウェイ
速い脚は全く持っていない代わりに持続力には優れているタイプで、とにかく位置を取って粘り込む競馬がベストな戦法。これまでに12度の馬券内好走歴がありますが、その内10度は4角4番手以内通過のレースで、その形が叶ったレースでは【5-3-2-5】複勝率66.7&%。一方で、4角5番手以下通過のレースは【0-1-1-6】複勝率25.0%で、このパターンで好走出来たのは新馬戦2着、2勝C3着の下級条件戦だけです。それ故に位置が取れれば大崩れは無いのですが、24中山金杯は理想の形でも決してメンバーレベルが高くはなかった相手に4着まで、24福島民報杯でも展開不利だったリフレーミングに豪快に差し切られており、OPに上がってからは位置を取るだけでは思うような結果は残せず。これは終いの一脚の有無が結果に出たものであり、前半緩い流れからの後半勝負になると重賞では足りません。
ただ、前後半58.3-59.1秒のハイペースで耐久力が問われた前走(24オクトーバーS)では好時計で非常に強い勝ち方が出来ており、あのような流れになれば惰性でどこまでも脚が使える強みが生きます。今回はやや緩めのペース想定ではありますが、メンバー構成的に前走のような流れになる可能性も十分にありますので、その点に期待して印を打ちます。スローに落ちれば出番はないでしょう

△14リカンカブール
OP昇級後は波の大きい結果になっていますが、5走前(23チャレンジC)は馬体重12?増と太目が残ったレースなので情状酌量の余地あり。3走前(24大阪杯)はスタンド前発走のG1でパニックになってしまったと言う話で、3角で早々に手応えが渋くなった内容からも力を出し切れていないのは明らかで、ほぼノーカウントに近い敗戦。そして2走前(24函館記念)は脚部不安による3ヶ月半ぶりの実戦にしてはやや調教量が不足気味でしたし、洋芝が合わなかった可能性もある敗戦で見直し可。このように馬券外に終わった3戦はいずれも敗因が明確で、これらを除くと極めて堅実に走れていますので、実質的に底を見せていないと言う評価も可能です。
ただ、重賞勝ちを飾った24中山金杯は、前後半60.5-58.4秒のスローペースの2列目インと言う中山金杯におけるウイニングポジションで競馬が出来たことが大きかったですし、2着ククナ・3着マイネルクリソーラ・4着ボーンディスウェイ・5着ホウオウアマゾンとかなりメンバーに恵まれもの。更に時計も平凡。3着に健闘した24オールカマーも前後半61.0-58.4秒のスローペースを先行した展開利があったように、重賞で好走した2戦はかなり上手く行った感が。24中山金杯は実際に勝ち切っているのですから相手が弱かろうが本馬も弱いと言う論は成り立ちませんし、流れに応じて差す競馬も出来る馬なので過小評価することは危険ですが、それでも実際にG3で能力上位と思わせるだけのパフォーマンスを見せたことが無いのも事実で、昨年とは違って立ち回りが難しい枠なったことも含めて全幅の信頼は置きかねます。金杯で観客のボルテージが高い上でのスタンド前発走も心配

△17シンリョクカ
位置を取らない競馬をする割にキレる脚を持っていないために、対古馬戦になってからは泣かず飛ばず。それを解消するために先行策を採ったのが5走前(24日経新春杯)からで、その24日経新春杯は前後半58.3-60.9秒のハイペースになってしまったことで大敗を喫しましたが、以降は落馬事故に巻き込まれた24福島記念を除けば24中山牝馬S3着→24新潟記念1着→24エリザベス女王杯4着と安定した結果を残せていますので脚質転換は正解でしたし、24新潟記念ではセレシオンやキングズパレスと言ったG2通用の牡馬強豪を下していますので立派で、この実績からここでも通用する素地はあると思います。
ただ、24中山牝馬Sは前後半49.6-47.5秒のスロー5Fロンスパ戦を先行し、逃げたコンクシェルを掴まえられず、ククナには差される3着敗退。24新潟記念では牡馬相手に勝ち切りましたが、逃げ馬から4馬身離れた2番手の位置を追走した本馬のペースは前後半59.6-58.4秒のスローペース。また、3番手が3馬身少々、4番手はそこから2馬身弱も離れてくれましたので相当楽でしたし、ラスト5-4Fでもペースを上げずにラスト3F戦に近い流れになりましたので、かなり展開に恵まれた結果。同様に健闘した24エリザベス女王杯も同59.6-59.0秒のスローラスト3F戦で展開に恵まれていますので、近走好走は全て上手く行った結果であることは認識しておくべきです。
件の24中山牝馬Sでは5Fロンスパ戦で甘さを見せているように長く脚を使えない感がありますし、23オークスではラスト1Fで失速、24日経新春杯では残り600m手前で手応えが渋くなり、動き出しが遅かった24新潟記念でも自身上がり3Fは11.3-11.2-11.9秒とラスト1Fでかなり落としていることから、2000mでも微妙に長い感が。更には24新潟記念より2?重い56?の斤量も足枷になりますし、調教内容もイマイチでしたから、あまり積極的に買いたいとは思えません

△8エアファンディタ
追走力がない馬で速いペースを追走すると終いに脚が使えない傾向にある本馬。これまで12度ある馬券内好走レースの内、未勝利戦を除く10戦はスローペース(後傾バランス)だったことで共通しており、前傾バランス戦は8戦6凡走。また、母父エンパイアメーカーの影響が強く揉まれ弱い面があり、馬券内好走12戦中11戦は直線で大外に出したレースでもあります。前走(24チャレンジC)は前後半58.4-59.4秒のハイペースを追走しての好走なので想定外でしたが、マイルのハイペースと2000mのハイペースは当然違うもので、本馬で5F通過60.0秒のペースはそれまでに比べて速いものではなく脚が削がれませんでしたし、それでいて前が勝手に潰れてくれて3角12・14・10番手馬が2〜4着を占めたのですからハマった感は否めず。また、内が死んでいる馬場で大外を回すことが不利にならなかったことも大きく、かなり上手く行った上での3着好走だったと思います。
中山芝2000mであのようなペースにはなかなかなりづらいですし、今度は大外回しが有利にもならない馬場ですから、かなり条件は悪化します。従って消すことも考えましたが、再度ハイペースになる可能性があるメンバーであることは間違いないですし、私のオリジナル指数では4位に値する馬。昨年はこのタイプを切って回収率を落としましたので、反省を生かして押さえたいと思います

▽3パラレルビジョン
ダート戦を試されたこともあるように、キレる脚は全く使えないワンペース馬。それだけに、レースの上がり3Fが11.5-11.2-11.3秒だった前走(24富士S)、11.2-10.9-11.2秒だった2走前(24関屋記念)、11.3-11.2-11.4秒だった3走前(24安田記念)は本馬に太刀打ち出来るラップではないので負けて当然ですし、24安田記念は単純に相手が強かったこと、24関屋記念はコースオンリー調教の本馬が坂路を取り入れる不可解な調教過程でデキに疑問符が付いたこともマイナスになりました。
コーナーリングがあまり上手ではないので本質的に広いコース向きではありますが、中山は極端な上がり勝負にならない点で本馬向きでありますし、24ダ―ビー卿CTでは自身後半7Fを11.6-11.6-11.8-11.2-11.3-11.0-11.7秒と長く脚を使って勝った実績がありますからロンスパ戦も歓迎で、今回はパフォーマンスを上げて来る可能性があります。過去レースを見ると2000mが歓迎と言うタイプとは思えませんし、追い切りも前走の方が良かった感じもあって拾うか悩みましたが、冬場にパフォーマンスを上げる可能性があるタイプですから、薄めにだけ押さえます

【買い目】
3連複
2−4,5,7,15,18−3,4,5,7,8,14,15,16,17,18(35点)

2−7−3,8,16(200円×3点)
2−7−14,17,18(300円×3点)
2−7−15(500円)
2−3−18(300円)
2−8−18(200円)
2−18−14,16(500円×2点)
2−15−18(1,300円)
2−17−18(700円)
2−3−15(400円)
2−8−15(300円)
2−15−14,17(700円×2点)
2−15−16(500円)
2−4,5−3,4,5,7,8,14,15,16,17,18(100円×17点)
以下、重ね買い
2−7−18(100円)
2−4−7,15,18(100円×3点)
2−5−7,14,17(100円×3点)
2−5−18(200円)
2−5−15(300円)

合計11,000円

以下は、無印馬の短評です。
?ラーグルフ
パンパンの良馬場がベストのタイプだけに4〜6走前の3戦は全て馬場に泣かされましたし、23札幌記念については戦前に酷評したように追い切りが酷い内容で、デキが伴っていなかったことも足を引っ張ることに。また、2走前はザ石で天皇賞秋を見送って順調さを欠いた上に展開も厳しかったですから参考外でOK。ただ、これらを馬柱から消しても23中山金杯1着→23中山記念2着→23大阪杯11着→24オールカマー7着→24チャレンジC10着と、この2年弱では結果を出せていません。24オールカマーではスローラスト5Fロンスパ戦、24チャレンジCは前傾戦と異なる流れで結果を出せていないのは厳しいですし、24チャレンジCに至っては展開が向いた上で1.7秒差10着ですから、ここで一気に着順を上げるだけの絵が描けません

?カラテ
音無厩舎へ転厩して以降、24宝塚記念と24ジャパンCのG1を除くと、24鳴尾記念が0.5秒差、24毎日王冠が0.6秒差と大きくは負けていません。ただ、いずれもインベタ追走でロスなく立ち回っての結果ですし、それでいて着差ほど惜しい負け方では無し。前者は前後半58.7-58.5秒の淀みない流れ、後者は同47.5-45.7秒のスローラスト3F戦と異なる流れで完敗である点も嬉しくないです。それ故にここでパフォーマンスを上げられる根拠はありませんし、ましてや今回は2?増の斤量59?でもあるので余計に厳しいでしょう

?ギャラクシーナイト
障害戦に適性は無かったものの、障害練習の効果でトモが強化されて平地に戻った2,3走前でパフォーマンスアップ。2走前は楽なペースでは無い中でも2着に粘りましたので価値は高く、だからこそ前走はかなり期待を持っていました。ただ勝負所で外から被されたことで戦意喪失。以前から揉まれ弱い面があるのでゴチャつくとダメなことは想定していましたが、それにしてもの失速ぶりでした。そういうタイプだけに外枠に先行馬が揃って序盤から被されそうな枠の並びはかなり嫌ですし、前に行くことにはこだわらないと言う陣営の発言からもかなり不安。能力的には足りても不思議ないと思いますが、今回は枠が悪すぎることで軽視したいと思います。追い切りの反応ももう一歩でしたね

?セイウンプラチナ
3勝Cを勝った3走前は、前後半61.2-58.8秒のスローペースにも関わらず向正面では先頭と2番手の差が5馬身、残り1000m地点でも4馬身も離れると言う関東圏あるあるの意味不明な展開。「どうぞ逃げ切って下さい」と言わんばかりのレースですから勝ったのは当然で、それでいて決して強くはない2着以下を圧倒出来なかったのですから価値も高くありません。2勝Cを勝ったレースも前後半49.6-47.5秒のスローペースで、1勝Cを勝ったレースも同48.8-46.5秒と全て前後半差2.0秒以上のスローペースで展開に恵まれたもの。一方、逃げられたレースでも前後半差2.0秒未満のレースは6戦6凡走。前後半差1.0秒でもそれなりのスローペースですが、それで粘れないのは相当マズい話で、OPまで上がって来られたのはかなり運が良かったとしか言えません。今回は逃げられても前後半差2.0秒以上のスローペースになどなるわけもありませんので、ここはどう転んでも五分には戦えないでしょう

?カレンシュトラウス
調教中に放馬した馬に絡まれて転倒し肩に大怪我を負ったのが2022年夏の函館。その大怪我から戻って以降は休養前のようなパフォーマンスを見せられず、ここまで10戦連続馬券外凡走。10戦中8戦が8着以下ですから、常識的にここでの一変は望めないでしょう。この10戦中で唯一目立つパフォーマンスだった4走前が55?の斤量だったことから、54?の軽ハンデに可能性を見い出すことも出来なくはないですが、大箱向きなので当時と違って内回りの中山では同じようには行かないでしょうし、当時はブリンカー着用初戦で馬具の効果があったと思える面も。これらから軽ハンデでも一変は望めないと判断します

?ディオスバリエンテ
前走はブリンカー装着で一変、と書けば聞こえは良いのですが、実際は前後半49.5-46.7秒の超スロー且つ動き出しも遅いラスト3F戦を先行して粘り込んだだけの結果。それでいて2,3着馬に僅差に詰められる辛勝でしたから、パフォーマンス自体は大したものではないです。6走前で2着好走した時も同様に展開に恵まれたもので、3勝Cで展開に恵まれなかった場合には全て馬券外に沈んでいますから、ここは少なくとも展開に恵まれないとどうにもなりません。もし展開利があったとしても前走があの辛勝ですから・・・

?アドマイヤビルゴ
揉まれ弱い面がある馬で、近走で唯一の勝ち鞍である8走前は逃げたレースで、その他好走レースの殆どは外目を揉まれずに追走したレース。そんな性格だけに、馬群で揉まれ込んだ4走前、7走前の敗戦には情状酌量の余地がありますし、8走前ついては攻め不足・苦手な道悪馬場・酷量60?、2走前は60?の酷量と言う敗因がありますので、これらも度外視出来ます。ただ、比較的スムーズな競馬が出来た前走、3走前、5走前でも目立つ結果は残せておらず、これでは揉まれない競馬でも多くは望めませんし、明けて8歳では大きな上積みも期待薄で
予想印
馬番 馬名
1 1 2 アルナシーム
2 4 7 マイネルモーント
3 8 16 ボーンディスウェイ
4 7 15 クリスマスパレード
5 5 9 ギャラクシーナイト
6 2 3 パラレルヴィジョン
7 3 5 ショウナンアデイブ
8 4 8 エアファンディタ
9 8 18 ホウオウビスケッツ
10 1 1 ラーグルフ
11 5 10 セイウンプラチナ
12 8 17 シンリョクカ
13 3 6 カラテ
14 2 4 ジェイパームス
15 7 14 リカンカブール
16 7 13 アドマイヤビルゴ
17 6 12 ディオスバリエンテ
18 6 11 カレンシュトラウス
払戻金
単勝
2
840円
複勝
2
7
16
300円
310円
430円
枠連
1-4
2,050円
馬連
2-7
3,660円
ワイド
2-7
2-16
7-16
1,320円
2,700円
2,310円
馬単
2-7
6,990円
3連複
2-7-16
2-7-16
20,630円
20,630円
3連単
2-7-16
2-7-16
93,740円
93,740円
購入額 11,000円
払戻額 41,260円
収支 30,260円
予想買い目
3連複(通常)
2-3-4
 100円
2-3-5
 100円
2-3-7
 200円
2-3-15
 400円
2-3-18
 300円
2-4-5
 100円
2-4-7
 200円
2-4-8
 100円
2-4-14
 100円
2-4-15
 200円
2-4-16
 100円
2-4-17
 100円
2-4-18
 200円
2-5-7
 200円
2-5-8
 100円
2-5-14
 200円
2-5-15
 400円
2-5-16
 100円
2-5-17
 200円
2-5-18
 300円
2-7-8
 200円
2-7-14
 300円
2-7-15
 500円
2-7-16
 200円
2-7-17
 300円
2-7-18
 400円
2-8-15
 300円
2-8-18
 200円
2-14-15
 700円
2-14-18
 500円
2-15-16
 500円
2-15-17
 700円
2-15-18
 1,300円
2-16-18
 500円
2-17-18
 700円
200円x206.3倍=41260円払戻し
払戻金
単勝
2
840円
複勝
2
7
16
300円
310円
430円
枠連
1-4
2,050円
馬連
2-7
3,660円
ワイド
2-7
2-16
7-16
1,320円
2,700円
2,310円
馬単
2-7
6,990円
3連複
2-7-16
2-7-16
20,630円
20,630円
3連単
2-7-16
2-7-16
93,740円
93,740円