■2002-11-23 京都 9R [ 京都2歳ステークス ] |
2002/11/27 06:45 |
今週のG1はジャパンカップとジャパンカップダートでしたが、これらのレースのように海外の馬が多く参戦してくるレースでは、データ自体が無いのでコンピュータでの予想というものはほとんどがお手上げですね。まあ海外の馬の取捨はデータがあったとしても、比較すること自体が難しいので、あってもなくてもあまりかわらないと考えれば、日本馬の取捨を中心として利用するだけでも問題はありませんが。
今週は京都2歳ステークスを取り上げたいと思います。本誌の方の指数では、掲載までの1ヶ月のタイムラグと未勝利馬の指数を載せられないので、この時期の2歳馬の指数はここだけでの公開となります。
エイシンチャンプは、芝中距離指数、直前指数、ZIと全てトップですし、近走もオープン、自己条件で好走していますので、圧倒的な人気になってもおかしくは無かったはずなのですが、この時期の2歳戦や年明け以降の3歳戦ではこのようなことがよくあります。その理由は、血統の良さや新馬戦の勝ち方から、昇級初戦の馬が人気になることが多いからです。特に新馬戦で初戦を勝ち上がった馬は、上積みも考えられますし、未知の魅力もありますので人気になりますね。これで騎手や厩舎が一流どころであれば、なおさらです。このような理由で本来中心として狙えると予想した馬が2番人気であれば、本命党はもちろん、穴を狙う場合でもこの馬を中心に考えるべきレースと言えます。
もちろん、昇級初戦の人気馬が、当たり前のようにここを勝ちあがり、春のクラシック路線へ突き進んで行く場合もありますが、確率的に言えば、それは少なく、人気倒れになる場合もよくあります。このレースではいませんが、特に前走がダート戦だったりすると人気を裏切る可能性は高いです。また、折り合いを要求されるような中距離以上のレースではさらにこの傾向が強く、その馬の前走が短距離だったりするとなおさらです。
こういう馬が何頭かいるケースでは、すでに同条件で掲示板に載っているような馬の方がむしろ安定して狙えますし、たとえ昇級初戦の馬が好走したとしても、1・2着ともにということはさらに珍しいので、軸馬としては同条件好走馬を選んだほうが良いはずです。また、特にこの2歳の時期では、オープンクラスといえども1勝馬が大半ですから、オープンでも500万下でも力の差はそれほどなく、近走が500万下での好走でも距離の差があまりなく、余程レベルが低いレースでなければ、評価しても問題ありません。
結果的には昇級初戦の1番人気の馬が2着に来て馬連は740円と堅めの配当でしたが、この頭数であれば美味しい配当でしょう。また強気に馬単で買えば1850円の中穴程度の配当も狙えますし、さらに軸馬以外で唯一500万下で掲示板に載ったことのあるダブリンフォレストを穴馬として狙えれば、3連複の5960円の配当は十分取れるはずですし、そうでなくても結果的には頭差で外れましたが、2-7の馬単73.9倍は楽に買えているはずです。
頭数が10頭立てと少ないので万馬券までは望みづらいレースですが、同じ予想理由で選んだ軸馬からでも馬券の使い分け方だけで、これだけの狙いの幅を取ることが出来ます。馬券の種類が増えた現在では、どのレンジを狙うべきかということは特に無く、自分の馬券スタイルに合ったものを狙うのがベストですね。
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