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久根崎氏のレース回顧
2003-03-23 阪神 11R [ 阪神大賞典 ] 2003/03/27 03:49
 今回は、今週で3月も終りますので、今月からデビューした新人騎手の分析を少し…、と思いましたが、まだ狙えるほどデータが揃っていませんので、同じ新人でもキャリア豊富の安藤勝己騎手の分析を少し。

集計期間:940115 〜 021221
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     勝率 連対率 単回値 複回値
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全成績 11.5% 22.4%   84   84
 芝   11.5% 22.8%   93   86
ダート  11.5% 22.0%   75   83
特 別  11.4% 22.4%   99   89
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◆人気別集計
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人気   勝率 連対率 単回値 複回値
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1番人気 40.1%  63.6%  89  99
2番人気 17.4%  35.9%  73  79
3番人気 16.6%  36.1%  101  93
4番人気 11.5%  21.6%  82  92
5番人気  7.2%  18.7%  79  81
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◆所属別集計
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所属   勝率 連対率 単回値 複回値
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地方所属馬  4.5% 7.6%  65  53
中央所属馬 12.8% 25.3%  88  91
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 この成績は、安藤勝己騎手の地方競馬所属時の中央競馬での全成績です。これまでは中央競馬で騎乗するためには、笠松所属の馬を1頭連れてくる必要がありましたし、それらの馬は中央競馬では好成績をあげていませんので、全体的な成績はそれほど良くはならないという印象もありますが、地方馬を除いた成績でも全体的な数値がややアップするだけですので、特に際立って好成績ということはありませんでした。強いて言えば、1番人気馬に騎乗したときの成績はかなり良いと言えます。


集計期間:030301 〜 030323
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    勝率 連対率 単回値  複回値
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全成績 10.4% 25.4% 52円   93円
 芝   16.0% 24.0% 103円   72円
ダート   7.1% 26.2% 22円  105円
特 別  15.0% 25.0% 91円   54円
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◆クラス別集計
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クラス   着別度数    勝率 連対率 単回値 複回値
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 新馬    1- 0- 0-10/11   9.1% 9.1%  68   24
未勝利    1- 4- 1- 9/15   6.7% 33.3%  13  94
500万下   2- 5- 5- 7/19  10.5% 36.8%  38  202
1000万下  0- 0- 0-11/11  0.0%  0.0%   0   0
1600万下  0- 0- 0- 3/ 3   0.0%  0.0%   0   0
OPEN特別  0- 0- 0- 2/ 2    0.0%  0.0%   0   0
 重賞    3- 1- 0- 2/ 6  50.0% 66.7%  305  116
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 そしてこれらが中央免許取得後の成績です。全体の連対率で見ると、以前の中央馬での成績とほぼ同じですから、そのままという感じですが、勝率がやや悪く、単勝回収値もあまり良くないようです。これは2着が多いためでして、この傾向はダート戦で顕著に出てます。あとは、先週まで重賞3連勝、先週もコイントスで2着と現在まで重賞4連続連対を記録していまして、そのような派手な舞台で活躍しているために、今後やや人気過剰気味になりそうな気もします。もちろん実力があってのことなのですが、儲けるためにはその辺りにも気をつけないとなりません。ただ重賞で強いのは過大評価でもなんでもありませんから、むしろ上のクラス別の成績を参考にして、下級レースでの狙い方を考えた方がいいかもしれません。

 また、この1ヶ月で7勝をあげているのですが、そのうち3勝はわずか1日騎乗しただけの中京であげたものです。しかし、過去のデータを見ても、中京が際立って得意ということは無く、この好成績は、やはり裏開催での騎手全体のレベルの低下によるものと、あとはそれによって有力馬に多く乗れるというのがありそうです。そういう状況のときは積極的に頭で狙うべきですね。今週末は中京での騎乗がありそうですが、G1開催なので、裏開催とは言えませんので、御注意を。
2003-03-16 中山 11R [ 夕刊フジ賞クリスタルカップ ] 2003/03/20 03:10
 クリスタルカップはマル外のワンダフルデイズが勝ちました。近年ではクラシックもマル外馬に開放されつつありますが、マル外馬にはスピードを身上とする馬も多いので、やはり目指すはNHKマイルカップでしょうか。

 下の表は、各世代別の2歳から3歳・3月までの重賞でのマル外馬の成績です。以前と比較すると、近年はマル外の勢いも衰えてきていることがわかると思います。マル外馬は海外のセリで買われてくる馬が多いので、この傾向は以前のバブルや近年の日本の景気に左右されている可能性もありそうです。最近の落ち込み気味の傾向はそのためかもしれません。マル外馬が上位を独占してNHKマイルカップも、昨年ついに内国産馬が勝ちましたし、この先もより上位のレースでは苦戦を強いられる可能性は高そうです。

 それでも、近年ではクロフネやらシンボリクリスエスのような超一流馬も出てきていまして、むしろ以前より質は上がっているとも言えそうです。これは多分、いわゆるバブルによる量で勝負の傾向から質を重視した流れへと変ってきている印象があります。これはもちろん景気等の経済的な要因によるものだけではなく、3歳クラシックが徐々に開放されていますので、以前と比較すれば、スピード以外の部分にウエイトを置いた選別を行ってもペイする可能性も増えてきていますし、リスクも減ってきているので、そういう傾向が出てきているのだと思います。この傾向はこの先もずっと続くと思いますが、こんなことがわかっても、馬券的には役立つ可能性は少ないですね。まあPOGなんかには使えるかもしれませんが。

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世代       着別度数   勝率  連対率
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現 3歳(2000年産) 3- 3- 3-28/37  8.1%  16.2%
現 4歳(1999年産) 3- 5- 6-38/52  5.8%  15.4%
現 5歳(1998年産) 1- 2- 5-35/43  2.3%  7.0%
現 6歳(1997年産) 10- 7- 8-42/67 14.9%  25.4%
現 7歳(1996年産) 3- 8- 5-36/52  5.8%  21.2%
現 8歳(1995年産) 10- 9- 7-48/74 13.5%  25.7%
現 9歳(1994年産) 8-10-10-34/62 12.9%  29.0%
現10歳(1993年産) 5- 7- 9-63/84  6.0%  14.3%
現11歳(1992年産) 5- 3- 4-13/25 20.0%  32.0%
現12歳(1991年産) 3- 7- 1-17/28 10.7%  35.7%
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2003-03-09 中山 11R [ 報知杯弥生賞 ] 2003/03/12 05:11
 今回も、タイトルの内容の関係はありませんのであらかじめご了承下さい。

 府中競馬場の改修のため、現在の中山開催は6連続開催目になってます。基本的には連続開催では、多くの馬が前走でも同じコースを走っているケースが多く、能力比較がしやすくなりますので、馬券的には固い決着が多くなるはずです。ですが、年明けから145万馬券が出るなど、今の中山はかなり荒れている印象がありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

◆馬単・3連複発売以降の平均配当・万馬券率
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      連勝   ワイド   馬単   3連複
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平均配当 5161円 1877円 10963円 20726円
万馬券率 11.4%   2.5%   23.3%   33.4%
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 こちらは、去年、馬単・3連複が発売になってからの各馬券の平均配当及び万馬券率のデータです。このデータもほぼ安定してきていますね。馬連、馬単、3連複の万馬券率は、だいたい1対2対3で、平均配当は5千円1万円2万円といったところで落ち着いてきています。

 そして以下のデータが、今年になってからの中山の月別のデータです。上のデータと比較すると、今年の1月の中山がいかに異常だったかわかると思います。まあ3連複の平均配当は、例の145万円馬券によってかなり引き上げられているのも事実ですが、それを除いても、31153円になりますので、やはりかなり荒れていたことがわかると思います。

◆平均配当
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    連勝  ワイド   馬単   3連複
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1月 7952円 2593円 18326円 46406円
2月 4364円 1718円  9349円 17126円
3月 5210円 1618円 10815円 16539円
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◆万馬券率
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    連勝  ワイド  馬単 3連複
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1月 15.2%  6.1%  29.0%  45.2%
2月  9.9%  1.5%  18.5%  35.2%
3月 11.1%  0.0%  17.8%  35.6%
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 しかし、2月3月はむしろ全体の平均値に近く、1月だけ特殊だったことがわかります。1月だけ荒れた理由としては、よく言われていましたが、やはり年末年始の休みと2場開催のため、出馬ラッシュになり、除外による仕上げの難しさ等が挙げられると思います。これが3場になり改善されることによって、落ち着きを取り戻した感じですね。

 2月3月の3連複は、全平均と比較すると万馬券の発生率は上回っているのに、平均配当は下回っているというのは、固めの決着になっているが、多頭数のレースが多いため、全体の配当が底上げされているということだと思います。1月の荒れ方はかなりハードでしたので、現状でもその1月の印象を引きずって大穴狙いをしていると、今のライトな荒れ方に対しては、空振りになる可能性もありますね。いつでも現状を認識して、攻め方を決めていかないと、無駄な戦いをする可能性は高くなってしまいます。

 連続開催は能力比較がしやすくなるので固めの決着になると言っても、全く荒れないということではなく、145万馬券が出たレースも能力比較が難しい新馬戦の初戦ですし、休み明けの馬や関西からの遠征馬がいたり、あるいは昇級初戦となる馬、または馬場悪化等と、不確定予想も結構存在しますので、荒れる可能性ももちろんあります。

 そして現状ですが、全体の平均付近に落ち着いてきているというかたは、決して固いとも言えないわけで、何らかの波乱要因があるのも事実です。現状の一番大きな波乱要因はやはり馬場悪化によるとものだと思います。この先も、天候の不順な時期が続きますので、最後の連続開催までこの傾向は続くと思います。そして、4月末からの新しい東京競馬場になっときも、今度は全く違った馬場になりますので、荒れる可能性は相当ありますね。

 今回は、この先も連続開催が続くということで、中山だけ取り上げましたが、1月2月と連続開催だった京都も全く同じ傾向が出ていますので、今後何も改善されなければ、来年以降でもこのような傾向が出る可能性はかなり高いと思います。
2003-03-02 阪神 11R [ 阪急杯 ] 2003/03/06 02:09
 またまたタイトルのレースとは関係ない話題になってしまいますが、タイトル無しだと書けないシステムなので、御容赦願います。

 競馬番組体系として、今年から大きく変る部分としては、未出走戦の廃止があります。これは、未出走戦を減らして未勝利戦の数を増やすことでの除外馬対策という面と、あとは、例えば暮れの福島を4月に移動したこともそうなのですが、より3歳のクラシック路線に向かう道筋にレースを振り分けると同時に、全体的に3歳馬の淘汰を早めて、古馬になったときの底辺のレベルアップというか、それによる除外馬対策といことだと思います。なので、本格的に影響が出るのは、4月の福島が終ったあとあたりと、あとは秋以降になるのかもしれません。まあ即効性があるかどうかはわかりませんが、全体的にはかなり大きな影響が出る可能性はありますね。

 そして、今週末からの1回中京から未出走戦の廃止が実行されます。まあ現状では、東西の開催にはまだ新馬戦があるので、あまり大きな影響は出ないと思いますが、一応この変更で何がどう変るか考えてみました。

 例年だと未出走戦が無くなるのは皐月賞明けの4月末の東京・京都からで、その開催は一年を通しても荒れる開催として有名なのですが、その要因としては、コース変わりや高速馬場への変化、芝のレースが増えることや、休み明けの馬が多くなること等と共に、この未出走戦が無くなるという事も挙げられます。未出走戦が無くなると、初出走馬はいきなりキャリアのある馬と戦うことになるため、その分がハンデなる場合があるのと、逆に未知数の初出走馬の能力評価もしにくいわけで、人気と能力の相関関係がより希薄になって来ますね。良血馬や厩舎の期待馬等、初出走だからこそ人気になる場合もありますし、逆に弱気発言の厩舎でマイナーな騎手であれば、実力があっても人気にならない場合もありますので、予想は難しくなりますし、その結果荒れるということですね。

 初出走馬を狙うのであれば、人気に逆らうというのが基本でしょうし、買うとしても軸にするようなことはやめた方が良いですね。あとは、ここでも書いたかもしれませんが、距離が長くなれば長くなるほどキャリアの差が出ますので、狙うのであれば短距離戦です。逆にコーナーを4回周るようなコースでは、既出走馬を狙った方が良いです。こういうレースで初出走馬が人気になっていたら外して他馬狙うのが面白いと思います。

 この先の開催と比較すると、今週からの中京開催でデビューする馬は少ないのかしれませんが、それでも何頭かいるようですので、中京の未勝利戦に注目するのも面白いかもしれません。
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