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久根崎氏のレース回顧
2004-09-12 中山 11R [ 京成杯オータムハンデキャップ ] 2004/09/17 06:41
下の表は、3連複及び3連単の頭数別の組合せ総数です。ボックス買いにしたときの買い目数とも一致しますので、マークカードの点数表でもお馴染みかと思います。3連複、3連単それぞれ、頭数が増えると、組合せ数が大きく増加していることがわかるかと思います。3連単は単純に3連複の6倍の組合せ数になりますので、頭数が増えたときの組合せ数の増加の比率は同じになりますが、実際の数字の大きさとしては、これまでに無い数字になりますので、体感した場合の違いは大きく感じるはずです。例えば、14頭から16頭へとたった2頭増加しただけでも約1200通りも増加しますので、実際の買い目を目の当たりにした場合、とてもオッズを確認できるレベルではないことはわかるかと思います。

 組合せ数が増えればもちろん難易度も上がります。頭数によって組合せ数が大きく変わるということは、当然難易度も大きく変わるということで、単純に「賭け」として捉えた場合は、本来であれば、その取り組み方も難易度ごとに変えた方が良いのかもしれません。ただ、競馬は予想の根拠となるものが組合せ数等とは全く別の次元で存在しますので、そのような予想をしている場合には予想自体は組合せ数に影響される必要は無いかもしれません。ただし、オッズや人気、結果の波乱度のようなものを根拠とした予想をしている場合にはこれらは十分に意識する必要があります。また、そうでない場合でも、馬券の買い方、つまりコマの張り方としては、難易度、つまり組合せ総数(=頭数)を十分に意識しておく必要はあると思います。

◆頭数別の組合せ総数
      3連複 3連単
---------------------------
5頭立   10通り   60通り
6頭立   20通り  120通り
7頭立   35通り  210通り
8頭立   56通り  336通り
9頭立   84通り  504通り
10頭立  120通り  720通り
11頭立  165通り  990通り
12頭立  220通り 1320通り
13頭立  286通り 1716通り
14頭立  364通り 2184通り
15頭立  455通り 2730通り
16頭立  560通り 3360通り
17頭立  680通り 4080通り
18頭立  816通り 4896通り
---------------------------

 下の表は、中央競馬でこれまでに行なわれた3連複発売の全レースの頭数別の配当の集計結果です。これを見ても、平均配当や最高配当が頭数によって大きく違ってくることがわかるかと思います。3連単はまだデータを出すにはサンプルが少なすぎますので、現時点では出せませんが、組合せ数が3連複の6倍ということで、最高配当はともかく、平均配当は3連複の6倍程度になるはずです。こちらも比率ではなく、数字の大きさそのものを見ると、頭数による違いは大きく、配当のレンジを想定する場合でも、頭数の違いは大きく影響してくるはずです。

 先週の日曜日の3連単発売レースは結果的に異常に堅く、3連複としても本来の平均の10分の1程度の配当しかありませんでした。頭数の少なさも影響していたかと思いますが、それにしても偏ったデータですので、そう認識しておいた方が良いかと思います。今週はやや頭数が増えてきていますし、さすがに連続して偏るという想定はしない方が良いと思いますので、先週の印象に引きずられることが無いように考えた方が良いかと思います。

◆頭数別の3連複の配当データ
頭数 レース数 平均配当  最高配当 万券率
--------------------------------------
5頭立    5    880円   2240円  0.0%
6頭立   17  2116円  12090円  5.9%
7頭立    48  1750円   9710円  0.0%
8頭立  187   2844円  57220円  5.9%
9頭立  254  4053円   70570円   7.5%
10頭立  370  6133円  180290円 13.2%
11頭立  500  7963円  128470円 19.2%
12頭立  731  13455円  338190円 26.5%
13頭立  738  12447円  274700円 29.1%
14頭立  1007 19876円  556420円 36.9%
15頭立  784  25504円 1250880円 40.2%
16頭立  2450 30060円 1555450円 41.7%
17頭立    99 25514円  388640円 42.4%
18頭立  552  37961円 1164660円 46.6%
--------------------------------------

2004-08-22 札幌 9R [ 札幌記念 ] 2004/08/27 05:16
 3連単が先行発売されてまだ2週目で8レース程のデータしかありませんが、印象としてはどうでしょうか? 8レース中7レースで3万以上の万馬券、その内2つが10万オーバー、しかも、考えられないよう人気薄馬が絡んでいるわけでもなく、がんばれば何とか予想できる範囲内でのこの高配当であれば、思わず早く買いたくなってしまった人も多かったのではないかと思います。特に同じレースで3連複を取った人は、その数倍の配当が目前にあるわけですから、なお更かもしれません。

 すでに何回も書いていますが、3連単は3着までの決着パターンを1通りで予想する馬券ですから、結果に対して1対1で的中が決まります。他の馬券は1つの買い目で、1〜3着までの複数通りの決着パターンで的中するケースがあり、そこが他の馬券との一番大きな違いとも言えます。逆に言えば、これまで何度も書いていますが、他の馬券のその複数通りの的中パターンに対する3連単の買い目を全て買えば、その馬券と同じ意味になります。つまり、3連単で他の馬券を代用できるということです。

 例えば、馬単を1点買う馬券と、3連単で1着と2着を固定して3着を総流しに買う馬券は、賭けとしては同一であり、3連単で馬単を代用しているということになります。ですから、現実問題としては、その馬単のオッズと3連単流しの合成オッズとの比較で、より有利な方で購入するという選択肢も生まれてきます。この構図はこれまでにも馬単と馬連や単勝、ワイドと3連複の関係等で何通りもありましたが、3連単の登場により、この構図がさらに複雑化することになります。BET MasterやTARGETを利用すれば、この代用馬券間のオッズの比較も簡単にできるようになっていますので、可能であればご利用ください。とりあえず、発売されるレースも少ないので、まあ最初はじっくりと観察してみることをお勧めします。

 さて、他の馬券を代用できるというこの3連単の特徴ですが、ここから応用して、さらにもうひとつの特徴が生まれます。それは、これまでに無い全く新しい馬券を代用馬券として作れるということです。例えば、3連単で、1着軸馬を固定して、相手1頭を2着固定で3着総流し、その逆で相手を3着固定で2着総流しという馬券を作成すると、これは「1着固定のワイド」という馬券になります。つまり、頭はA馬で堅く、相手もほぼB馬だけど、B馬の信頼度がいまいちか、また少しジリっぽいということで、2〜3着であれば堅いという予想であれば、このような1着固定のワイドという馬券があれば都合が良いはずです。もちろん、この買い方での3連単の合成オッズは、その2頭のワイド馬券よりも高くなります。つまり、ワイド馬券では、「A-B-*、A-*-B、B-A-*、B-*-A、*-A-B、*-B-A」をカバーしますが、その中のAが頭の「A-B-*」と「A-*-B」だけを選択して買っているわけで、馬券を絞っている分、合成オッズは必ず上がります。ですから、その予想が正しければ、ワイド馬券を買うよりは儲かることになります。このケースに「*-A-B」の3連単流し馬券も追加すれば、A馬が必ずB馬に先着するという「後先固定ワイド」という馬券も作れます。

 他でも、まああまり無いケースですが、2着や3着に固定して、他は全て総流しという馬券を考えれば、それは2着当ての馬券だったり、3着当ての馬券になります。もちろん、その合成オッズは、その馬が2着や3着であることを的中させた場合のオッズというものになります。

 これらの1着固定ワイドや後先固定ワイドのオッズ、さらに上記の2着・3着オッズにつきましても、今後はBET MasterやTARGETで表示可能にする予定です。同時に、その買い方も簡単に指定できるようにする予定で、新しい馬券が生まれたのと同じように買うことが可能になる予定です。まあ代用馬券は多点数になりますので、資金配分等の問題は残りますが、より予想に密着した馬券を容易に選択できるようになることは重要なことだと考えています。
2004-08-01 函館 9R [ UHB杯 ] 2004/08/05 17:25
 3連単ですが、先行発売は札幌競馬場等だけでなく、IPATでもモニターの募集をして、当選者の5000人が買えるようです。IPATであれば、オッズももちろん表示されるでしょうし、またレースも1日2レースで、落ち着いて買えるでしょうから、特配が出る可能性は多分ほとんど無いですね。

 その3連単ですが、こちらでも何回か書いていますが、この馬券は、これまでの既存の馬券からの延長として捉えるよりは、全く別の見方をして、考えると理解が進むはずです。

 例えば、これまでの馬券であれば、買い方としては、ボックスや軸馬を決めての流し馬券なんていう買い方が主流だったと思いますが、3連単というのは、そういう考え方ではなく、レース結果のシミュレーションだと思った方がわかりやすいです。つまり、3連単は1〜3着までの結果がそのままズバリ当たったときのみ的中する馬券で、それ以外は全て外れです。つまり、1〜3着までの結果と1対1の対応になっています。結果が想定できていれば、その予想から過不足なく買える馬券なので、むしろ買いやすいですし、効率的な馬券とも言えます。逆に言えば、予想を少しでも外れた場合は、全て外れてしまうわけで、偶然が入り込む余地が減り、これまでより一層予想の実力が問われることになります。

 例えば16頭立てですと、レースの結果は、1着は16頭のうちのどれか、2着は1着馬以外のどれか、3着は1・2着以外のどれかということになりますので、16x15x14=3360通りのパターンが想定できます(同着を除く)。これはそのまま3連単の買い目の総組合せ数になります。そして、それぞれのパターンごとに、他の種別の馬券の的中・不的中が決まります。例えば16頭立てであれば、馬連は120通りになりますが、3360通りの内、それぞれ何通りかのパターンで馬連の各目が的中します。他の馬券も同様です。そして、3連単は結果のパターンと1対1の目ですから、他の馬券も全て3連単の何点かで置き換えることが出来るわけです。例えば、16頭立ての馬連の01-02という目であれば、3連単の「01-02-総流し(他14頭)」と「02-01-総流し(他14頭)」の28点に置き換えられます。この馬連1点と3連単28点は、どちらも同じ結果パターンで的中し、同じ結果パターンで外れます。つまり、同一の賭けになります。まずはこれを理解して下さい。

 他の馬券から3連単に置き換え可能という事実にはいろいろな意味があります。まずは、点数ですが、3連単であれば、28点買っても、馬連1点と同じだということです。28点というととても多点数を買っている印象がありますが、賭けとしては同一で、単に表現方法が違っているだけです。逆に言えば、馬連1点は3連単の28点に相当するわけで、もし馬連5点買ったとすると、3連単では140点も買ったことになります。3連単を基準に考えると、馬連はとても非効率な馬券だということになります。つまり、結果と1対1の3連単の28通りのパターンを全て買ってしまっているわけで、予想した内容が本当にその28通りも想定していたのかということです。その28点内には自分が想定していないパターンも多分あるはずで、それも強制的に買わされていたのが馬連ということになります。3着は総流し相当になっているわけで、実際の予想には3着には絶対に来なさそうな馬もいるはずで、その馬が3着になるパターンも購入していることになり、それが3連単としては余計な目になります。しかし、その余計な目の分、的中率が上がるのは確かで、それが逆に言うと、馬連の易しさとして認識されているわけです。

 さて、まだまだ買える人は少ないかもしれませんが、とりあえず、現時点での一つ目の一番大きなポイントを書いておくと、3連単は、これまでの全ての馬券の目を置き換えることが出来るわけで、しかもそれらの無駄だと思われる部分を排除することが可能ですから、必ず以前よりも絞られた馬券になります。つまり、どう足掻いても的中率は落ちるわけです。これは十分認識しておく必要があります。今までの予想をさらに絞った馬券になるわけですから、ある意味当然です。しかし、逆に言えば、その分配当は大きく上昇し、場合によってはとてつもない金額を手にする可能性もあるわけです。ですから、的中率が落ちても攻略する価値があるわけです。そして、無駄な目を省き、自分の予想によりフィットした馬券が買えるのが3連単の魅力でもあります。

 もし手が出しづらいということであれば、これまで通りの馬連や馬単、3連複の予想をまず行い、購入予定の買い目の中にある結果のパターンとして、発生率が高そうな1〜3着のパターンや、オッズ的に美味しいパターンのみを3連単で数点加えるという買い方をお勧めします。これですと、的中率は落ちませんし、場合によっては高配当も得られますし、3連単という馬券にも慣れることができるはずです。また、3連単自体の点数も少なくてすみますので、マーク等も楽に行えると思います。多分、発売開始当初から高配当が報じられて、当てたいということに心を奪われる可能性もあると思いますが、レースは果てし無く続きますので、焦らずじっくりと構えてください。
2004-07-11 福島 11R [ 七夕賞 ] 2004/07/15 18:53
 今週からは函館競馬で「はくぼ競馬」がスタートし、1レースの開始時刻が1時間ほど遅くなり、最終レースは17時過ぎになります。予想的には何もかわることは無いかと思いますが、3場のメインレースが終った後に、これまでは最終の3レースが残っていたのが、その後にさらに2つのレースがあることになりますので、これまでの最終レースの買い方が少し変わる可能性があることくらいでしょうか。まあ最後の2つのレースは時間的な余裕が生まれますので、オッズの確認等はしやすいかもしれませんし、他に選択肢はありませんから、買わない予定でも買ってしまう人も出てくるかもしれませんね。

 さて、夏競馬はすでにスタートしていますが、先週までは阪神開催が在りましたので、純粋にローカル競馬とは言えませんでしたが、今週からは西も小倉に変わり、ローカル競馬真っ盛りとなります。馬券の狙い方は、やはり前々回書きましたように、降級等のクラス移動や世代間や性別での狙い分けになりますが、もうひとつ重要なポイントはやはり騎手ですね。

 通常は3場開催の場合、東西主場の2つの開催と裏開催の3つの開催になり、騎手も馬も主力は東西主場の方に多く集まります。ですので、裏開催では、成績がいまひとつだった騎手や若手の騎手なども多く騎乗でき、相対的に成績を上げる人も出てきます。このようなケースでは、ローカル競馬では○○騎手や○○競馬場では○○騎手というような呼ばれ方をする人も出てきて、皆さんもそういう印象を持っている騎手が何人かいるかと思います。しかし、この夏の時期は比較的均等に3場に馬も騎手も割り振られますので、それぞれの競馬場にリーディング上位の騎手も数名ずつ参加しますので、通常の裏開催のようにローカルを得意とする騎手や若手騎手のメリットが減ります。逆に言うと、上位騎手にとっては、分散することによって全体のレベルが低下しますので、むしろ戦いやすく、より有利になるケースがあります。特に小回りコースでの駆け引きや仕掛けどころの判断等、腕やキャリアがものを言うケースも多くなりますので、より差がついてしまう可能性もあります。ですので、この時期の騎手の狙い方のポイントとしては、通常の開催よりも上位騎手を優先的に評価した方が良いということと、それから成績いまいちの騎手についてのローカル得意や○○競馬場得意のようなイメージはあまり信用しない方が良いということです。
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