ヤリヤラズ馬券術とはその名のとおり、出走各馬の「ヤリ」と「ヤラズ」を見抜き、投資する馬券術です。
現在、多くの馬券術、とくにデジタル馬券術は馬の競走能力をベースに予想を組み立てています。つまり、競走能力1位の馬が◎、2位が○、3位が▲……といった予想です。このような予想法では、より正しく競走能力を数値化することが的中の近道と考えられています。そのため、適性や調子を組み合わせるなど様々な工夫をして、日夜、能力算出の精度を上げることに血道を上げています。
しかし、本当にそれが的中の近道なんでしょうか? より能力の高い馬が勝つ、という前提自体に抜け穴があるんじゃないでしょうか。
実際、競馬は必ずしも能力順に決まらないことは、皆さんご存知のとおりです。競走馬は機械のように毎回、スペックどおりに同じ能力を発揮してくれるわけではありません。勝負をかけてメイチにビッシリ仕上げたときは、いつも以上に高い能力を発揮するし、逆に叩き台のときは、本来よりはるかに低いパフォーマンスしか出せない。それが競走馬という生き物です。もちろん、どの騎手を乗せるかによっても、能力発揮の度合いは変わってきます。はたして、今回のレースはメイチ勝負をかけてきたのか、逆に叩き台なのか、はたまたそのどちらでもないのか。2分前後走って、わずかハナ、クビの差で決まる競馬では、そうした厩舎戦略の見極めが、決定的に重要になります。
それを身をもって実感してきたのが、毎日のように競馬場に入り浸っている馬券オヤジ達。馬券オヤジ達は、厩舎の勝負がかり、またはその逆を「ヤリ」・「ヤラズ」と称しました。そうした馬券オヤジ達が蓄積してきた「ヤリヤラズ」のノウハウにヒントを得て、データ分析によって馬券術にまで昇華させたのが、「ヤリヤラズ」馬券術なのです。
(ヤリヤラズ氏)
2017年12月18日発売の
『デジタル競馬最強の法則 Vol.3』にて、ヤリヤラズ氏のインタビュー記事を掲載。「ヤリヤラズ」馬券術について詳しく知りたい方は、ぜひご一読を。
『デジタル競馬最強の法則 Vol.3』ヤリヤラズ記事