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仲谷式ルールとは

仲谷式ルールとは、馬券投資家・仲谷光太郎氏が独自に開発した、馬の競走成績からその純粋な能力を評価するシステムで、仲谷氏自身の馬券投資の核となっているもの。
中央競馬・地方競馬(ばんえい競馬を除く)の出馬表に載る全馬について、国内全出走歴を評価し、能力を指数化している。
レースのクラス条件、着順などによって馬の評価を行うのが一般的だが、次のような難解なメンバー構成の場合でも簡単に各馬の能力を判断することができるのが仲谷式ルールの優れた点だ。
A馬の前走 大井 C2 14頭立 5着
B馬の前走 東京 500万以下 9頭立 3着
C馬の前走 園田 A1 12頭立 2着
D馬の前走 阪神 1000万以下 15頭立 11着

仲谷式ルールの革新性

仲谷式ルールの最大の特徴は、コンピューターで各馬の対戦成績を次々と比較して弾き出した評価値に、さらに展開の有利不利、騎手のパフォーマンスなど、人間の目で見なければ分からない要素をVTRチェックして、補正評価を加えていること。
従来のデジタル算出された指数は、展開の有利不利、騎手のパフォーマンスといった事情も、馬の能力値として処理されており、それが指数予想の弱点となっていた。
仲谷式ルールは、コンピューターが弾き出す評価値自体、広く知られているタイム系のスピード指数とは全く異なる手法で算出されていることに加えて、実際のレースで起こる上記のような事情も考慮して評価値を補正算出し、見事に弱点を強みに転換してしまった。
仲谷氏は、大変な労力をかけて開発しメンテナンスを続ける仲谷式ルールに絶対の自信を持っており、事実、このシステムが競馬を資産運用の手段に変えたのだ。

1.基本指数
仲谷式ルールのデジタル部分、基本指数の原理は、「基準馬」を選定し着差を比較参照して馬の能力を計算することにある。
例えば、仮に基本指数「70」のA馬より0.4秒遅く走破したB馬がいたとする。
このB馬は、指数70のA馬を「基準馬」にして 指数70より指数4(*注1)遅い馬とし、70 - 4= 指数66 となる。

(*注1) 芝レースよりダート・障害レースのほうが着差における評価が小さいため、0.1秒は指数1未満になる。

このように馬と馬を対戦マップで比較することで、地方レース、障害レースを含むすべての成績に対して指数を算出することができる。
しかし、これはA馬が基本指数「70」であるという仮定のもとに成り立っており、A馬の指数自体が間違っている場合、B馬の指数も間違ってしまう。
そこで、この比較作業を行う前に、基準馬選定(*注2)、複数の基準馬のピックアップ(*注3)を行い、精度を上げている。

(*注2) 基準馬の選定は、4番人気で4着というように能力通りに走破した馬を対象に行う。例えば、大逃げして大差負けした馬を「基準馬」にした場合、一緒に走った他の馬は、すべて大差負けした馬を「基準馬」にして大きく先着しているため、能力が高評価になってしまう。

(*注3) 基準馬Aから能力を比較した場合の評価が「72」、基準馬Bから能力を比較した場合の評価が「70」、基準馬Cから能力を比較した場合の評価が「71」というように、複数の基準馬を選定することで能力比較の精度を上げることができる。この場合3頭の基準馬からの比較結果を平均して「71」という評価になる。

2.補正評価
●斤量による補正
前走のハンデ戦で、A馬は斤量50Kgを生かし指数「75」と好走した。トップハンデで斤量58KgのB馬は、A馬にハナ差で負けたが、同タイムの指数「75」だった。
A馬とB馬が、今回の別定戦でともに斤量57Kgで出走する場合、仲谷式ルールでは、斤量1Kg=評価値1として斤量による指数の補正を行う。
前走指数 + 前走斤量 - 今回斤量 = 今回指数
よって、A馬の指数は  75 + 50 - 57 = 68
B馬の指数は、75 + 58 - 57 = 76 となり、B馬は、A馬より「8」評価が高いことになる。

●枠順・馬番による補正
東京競馬場の芝2000mコースは、改修工事で改善されたとはいえ、スタートまもなくコーナーに入るため、外枠の馬は内枠の馬に比べて不利になる。
前走で、A馬は有利な内枠、B馬は不利な外枠に入り、同タイムの入線だった場合、仲谷式ルールではA馬に減点補正、B馬に加点補正を行い、たとえA馬が先着していようと評価値はB馬のほうが高くなる。
この加点と減点は、競馬場、コースごとにすべて異なり、点数も違う。
また、脚質も加味されるため、この場合は逃げ馬が外枠に入ったほうが不利が大きくなるため、加点が高くなる。
そのほか、奇数馬番のほうが偶数馬番より先にゲート入りするため、コース、脚質によっては加点が高くなる。

●展開による補正
前走において、スローペースを単騎で逃げた場合、ハイペースで前が総崩れになった場合など、レースの展開がその馬に有利だった場合は評価が減点され、不利だった場合は加点される。
その点数は、コース、ラップタイムによって算出される。

●上がりタイムによる補正
前走において、最後の直線で手綱をおさえたままで入線した場合、前が壁になって脚を余した場合、いい脚で伸びてきたが仕掛けるタイミングが遅かったと思われる場合、加点を行い、ゴール前で脚色いっぱいになった馬を減点する。

●騎手乗替による補正
前走において、リーディングの上位騎手から下位騎手に乗り替わっていた場合、加点対象となり、逆の場合、減点対象となる。

●ジョッキーパフォーマンスによる補正
前走において、スローペースで大逃げを打ってまんまと逃げ切った場合、外国人ジョッキーなど馬を潜在能力以上に走らせてしまった場合は、ジョッキーの好騎乗と見なし、減点対象となる。
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