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たった6か月で歴史に刻まれた、漆黒の眩い輝き
Contents
ブーム
異質のアイドル
目立たなかった牧場時代。しかし……
圧勝、また圧勝
まずは一冠
またもや圧勝
三冠へ
その瞬間
三冠の重み
まさか……
仕切りなおし、そして……
夢から奈落へ
汚名返上
ラストラン
Chapter 5
まずは一冠
 誰もがディープインパクトの勝利を確信していたらしい。最終的に1.3倍に落ち着いたものの、前々日の前売り時点では、単勝100円の元返しだったのである。
 とはいえ、スタートは波乱含みであった。ゲートが開いた瞬間、ディープインパクトが大きくバランスを崩し、落馬寸前の状態になってしまったのである。このとき、鞍上武豊の脳裏には、02年の菊花賞(ノーリーズンで落馬)がよぎったという。最悪の事態は避けられたが、先行集団から取り残されてしまったことになる。もともと後ろから行く差し馬とはいえ、後手を踏んでどん尻に追いやられたのは、小回りの中山を考えればかなり痛い事態といわねばならない。
けれども、次元の違う馬というものは、多少の不利などは跳ね除けてしまうものらしい。レース前半は後方でおとなしくしていたものの、向こう正面を過ぎたあたりから徐々に動き出し、3分3厘でまくり気味に上がってゆく。抜群の手応えで直線を迎えると、前にいた馬を根こそぎ交わし去り、後続に2馬身半の差をつけてゴールを駆け抜けたのである。まさしく圧勝であった。
 レース後の口取りで、武豊は高々と左手の人差し指を掲げた。
まずは一冠。
21年前、シンボリルドルフで三冠を達成した岡部幸雄がしたことと同じ行動を取ったのだ。皐月賞の圧勝で、三冠への期待は確信へと変わったのである。
2005年4月17日「皐月賞(GI)」(中山芝2000)
2005年4月17日「皐月賞(GI)」(中山芝2000)
落馬寸前の不利もなんのその。アッサリ一冠目を制覇。まったくの楽勝だった。

2005年4月17日「皐月賞(GI)」(中山芝2000)
2005年4月17日「皐月賞(GI)」(中山芝2000)
岡部幸雄と同じく、人差し指を堂々と掲げるパフォーマンス。三冠の約束でもある。