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久根崎氏のレース回顧
2003-02-23 中山 11R [ フェブラリーステークス ] 2003/02/27 01:31
 今回は、今週末以降のことを書きますので、また表題のレースとは関係ない話になります。

 今週末のレースから3月となり、開催も変って(関東は中山のままですが)、新人騎手がデビューします。今年は新人10名と安藤勝己というメンバーですね。まあ安藤勝己騎手は別格なので、除外しますが、今回は過去のデータから、これまでの新人騎手のデビューしたての時期の成績を分析し、傾向や狙い方のポイントを探ってみたいと思います。ちょっと本題からずれますが、この時期に新人騎手がデビューするのは、毎年恒例のことで、今回のデータは、また来年も使えるはずです。というよりは、毎年使えるデータだからこそ、過去の同時期・同条件のデータを分析して傾向を探ることが有効で馬券に役立てることが出来るわけです。これは以前から書いてますように、競馬が年間を1サイクルとした番組体系で行われているために、このような考え方が有効になります。書いてしまえば当たり前のことなのでが、考え方の基本としてはとても重要なことだったりします。

 TARGETには、レース検索の集計項目の中に、騎手のキャリア別という項目がありますので、それを利用して調べたデータになります。

 まずは、過去5年間の3月4月のデビュー時の騎手とその他の騎手の全成績の比較です。

      勝率 連対率 単回値 複回値
--------------------------
新人騎手 4.4%  8.3% 73 62
他騎手_ 7.3% 14.7% 73 71

 勝率及び連対率で、2倍弱の開きがあります。まあ結論から言えば、基本的には狙えないのですが、どんなところでより狙えないかということを理解しておくと、馬券的に組み立てやすくなります。まずは、平場と特別のデータですが、特別ではもう狙いようがありません。ですので、クラス別でも500万下より下のクラスということになります。ただ、強いて言えば、過去5年間で特別レースで連対したことが5回あるのですが、その内4回は中京か4月の福島だったということですね。ローカル開催は、基本的には騎手の層も薄くなりますから、中央開催と比較すればまだ勝機はあるということですね。

    勝率 連対率 単回値 複回値
---------------------
平場 4.5% 8.6% 78 66
特別 2.7% 4.5%  8 21

 そして、その場所別の成績ですが、やはりローカル開催の方が全体的に良いですね。データの中で、新潟・東京はサンプル数が少ないので参考程度に。

      勝率 連対率 単回値 複回値
--------------------------
福島__ 5.2% 10.4% 41 89
新潟__ 8.7% 17.4% 47 54
東京__ 6.1% 10.2% 67 157
中山__ 2.0%  5.5% 43 36
中京__ 6.0% 10.3% 82 66
京都__ 4.7%  6.0% 209 59
阪神__ 3.2%  7.3% 37 65
---------------------------
中央開催 3.1%  6.5% 71 58
ローカル  6.0% 10.6% 75 69

 また、どの騎手も初戦は初めてその馬に乗るわけですから必ず乗り替りになりますし、その後も初めて乗る馬がほとんどでしょうから、以下のデータも重要になります。キャリアのある騎手でさえ、乗り替りの方が成績が落ちますので、何もかもが初体験になることが多い新人騎手ではなおさらですね。一応単勝回収値も100円を越えていますので、狙うのであれば、同じ馬の2度目以降の騎乗ということにになりそうです。

     勝率 連対率 単回値 複回値
-------------------------
乗替り  3.0%  6.7%  58 56
同騎手 8.0% 12.2% 115 83

 最後に買えそうなデータをひとつだけ。人気別の成績ですが、1番人気だけは抜群に成績が良いです。勝率も連対率も全体の水準以上ですし、各回収値もプラスと十分に買えます。データ数的には、過去5年間で1510件中1番人気になったのが33回なので、実際には新人騎手が1番人気になること自体が少ないのも事実ですが。ただ、33回中19勝2着8回というのはやはりデータとしては意味がありそうです。2〜3番人気あたりは一般的な水準ですね。それ以下は全く買えそうもありません。また、1番人気の19勝の内訳としては、中京が12勝でローカルで計16勝、中央開催ではね阪神で2勝、中山で1勝だけになります。

人気_ 勝率 連対率 単回値 複回値
-----------------------------
1番人気 57.6% 81.8% 142 117
2番人気 25.5% 36.4%  91  73
3番人気 15.2% 31.8%  90  87
4番人気  6.8% 13.5%  65  50
5番人気  4.0% 13.3%  61  82
6番人気  1.2%  5.9% 16  74


 まあ全体的には最初に書いたように、どの条件でも狙いにくいということになります。特に、近年では、地方騎手や外人騎手も多く参戦してきていますので、騎手の特に上位の層は厚くなってきていますから、その中で対等に勝負していくにはやはりキャリアというものが必要になります。どんな騎手も、初勝利をあげるまでは未勝利のままですから、とりあえず、初勝利をあげるか、あるいは初めて馬券に絡むまではあまり積極的には買わないほうがいいかもしれません。次回出走時に買おうと狙っていた穴馬に乗られてしまったときは素直にあきらめて、次回以降に新人騎手以外に乗り替った時にさらに人気を落としているところを狙うのが良さそうです。
2003-02-16 中山 11R [ ダイヤモンドステークス ] 2003/02/19 00:36
 2月16日の中山競馬場は、全ての馬券を含めて、万馬券24本が出るという荒れた一日でした。その主な要因は、相変わらず頭数が多いということもありますが、この日に限れば、やはり天候の悪化と馬場状態の悪化というものも要因になっていると思います。天候や馬場の悪化は目で見てわかるものですから、ある程度波乱になるということは、レースが終るまでも無く判断することができるはずです。

 一般的には、事前にレースが荒れると判断できる場合、その内容は2つに分かれます。ひとつは、1番人気、あるいは他の上位人気馬が信頼できない場合です。まあわかりやすく「1番人気の信頼度が低い場合」とします。そして、もうひとつは、「全体的に力の差が無い場合、あるいは力の比較ができない場合」です。これは不確定要素が多い場合とも言えますね。また、この2つを複合したパターンというのもあり得ます。レースを予想していても、このレースは荒れそうだと感じることはあると思いますが、そのような場合は、どちらかのケースに当てはまっていると思いますので、今度からは意識して考えてみてください。

 なぜ2つに分けたかというと、これによって、馬券の買い方、狙い方が変ってくるからです。まず、前者の1番人気の信頼度が低いというような場合ですが、こちらのケースは基本的には穴馬券を狙って取りにいくことが可能です。本当に1番人気が飛ぶのであれば、ほぼ波乱の決着になりますし、1番人気が飛ぶという事実だけで、その馬を含まない馬券の期待値は大きく上昇するからです。計算上では、1番人気の馬のオッズが3.7倍以下であれば、その馬を切っただけで、他の全ての単勝を買った場合の期待値はプラスになります。ですから、その馬が飛ぶことが確実なのであれば、他の馬券も含めて大いに買うべきであり、もし他に狙える馬がいるのであれば、積極的に勝負すべきですね。こういうケースでは、単純に軸馬の信頼度だけでなく、1番人気の飛ぶ可能性まで考慮して勝負レースになると判断できます。ただし、このパターンで1番人気絡みの馬券を買うということは、その高期待値状態を生かしていないことになりますので、あくまで1番人気馬を全く買う必要がないと判断できるようなレースということが条件になります。

 一方、後者の全体的に力の差が無い場合や、力の比較が出来ないというような場合は、少々事情が異なってきます。こちらは、力の差が無いという判断が正しくても、起こりえると予想できる結果の中には1番人気馬の勝利も含まれてしまうからです。つまり、人気馬が勝つ可能性も残っているわけで、その分、他馬だけの馬券の期待値はそれほど大きくはなりません。全体的には人気薄の方の馬の期待値が高くなりますが、力の差比較がしにくいのであれば、馬券的にも買いにくいわけですから、少なくとも勝負するような馬券にはなかなかなりません。軽く穴を狙って様子を見たり、見物したりするというスタンスが良いと思います。このように同じ荒れると感じるレースでも、買い方は大きく違ってきます。

 この日のように、天候や馬場状態の悪化の場合は、この両方のケースを生む可能性があります。例えば、人気馬がそういう馬場状態に弱いと判断できるのであれば、前者だろうし、人気馬も含めて、ほとんどの馬が道悪に対して未知数である場合は後者になると思います。また、得手不得手だけでなく、例えば、芝の道悪であれば、逃げ・先行有利と判断できますから、人気馬が差し・追い込み脚質であれば、前者のケースという見方も可能ですね。
2003-02-08 京都 11R [ 斑鳩ステークス ] 2003/02/13 00:51
 御存知の方も多いかもしれませんが、今年になってから、斤量の決め方が変更になっています。JRAでは、「重量への耐久性を早い段階から備えさせるためや、諸外国の水準に近づける必要性」ということのようです。現在見てすぐわかるのは、3歳戦の斤量ですね。新馬・未勝利戦の斤量は馬齢重量そのままですが、現在は牡が56キロ、牝が54キロです。これまでであれば、3歳の間は年末まで55キロと53キロだったのですが、今年からは年明け早々から1キロ増えています。まあ全体で同時に1キロ増えているわけですから、公平不公平ということは無いわけですが、馬体重の軽い馬にとってはやはり辛くなる可能性はありそうです。まだ期間が短いので、データとしては出せませんが、データが蓄積されたら、以前との馬体重別での成績を調べてみたいと思います。現状ですと、牡は2歳時と比較して、いきなり2キロ増えますので、休み明けの場合には注意が必要ですね。

 まあ今書いた3歳戦は、実は簡単な方で、もっとややこしいのが古馬の方です。わかりやすいところから書くと、これまでは、年が明けると6歳以上の馬は、それまでの57キロ(牝55キロ)だったのが、1キロ減って56キロ(54キロ)になっていたわけですが、今年からはそれが無くなり、一旦57キロ(55キロ)になったら、その後は引退するまで変らなくなってます。ですから、6歳以上の馬は以前と比較してやや不利になっています。

 5歳馬に関しては基本的にそのまま。最後に4歳馬ですが、これが少々ややこしくて、これまでだと、明け4歳は56キロ(牝54キロ)だったのですが、今年からは、まず1月は例年のままなのですが、2月からは、1600m以下のレースで1キロ増えます。そして3月からは、2200m未満のレースでも1キロ増え、最終的に4月からは全て57キロ(牝55キロ)と、全世代で57キロ(牝55キロ)の同一の斤量が基本になります。こちらも一応4歳馬が不利ですから、トータルで見ると、5歳馬が有利ということになりますね。まあ1キロだけなんですが…。

 最初に書いたように、現在の3歳馬は既にこの規定で斤量を背負っていますから、来年4歳になった場合には確かにただの1キロ増ですが、今年の4歳馬は今と比較するとややぬるい斤量で戦ってきた馬ということになりますので、今回の影響を一番受けるかもしれません。こちらもデータとしてはまだ今月分しかありませんので分析できるような状態ではありませんが、世代間差、馬体重別の影響において、これまでの傾向から変化が出てくる可能性がありますので、注意深く見守ってみたいと思います。

 ただ、ハンデ戦のハンデはこの影響をまだあまり反映していないようで、これまで通りの感じになっているように見えます。これもこの先徐々に変ってくる可能性もありますし、逆にハンデ戦はこのまま続くのであれば、全体的にハンデ戦は恵量ハンデという扱いになる可能性もありますね。そうなるとまたハンデ戦の狙い方も変ってきそうで、こちらも別の意味で注目する必要がありそうです。

 今回もまたタイトルのレースとはあまり関係ない内容になってしまっていますが、このレースは1600mなので、すでに全世代57キロ(牝55キロ)という状態になっているわけですが、去年までだと、5歳馬が57キロ(55キロ)で他の世代は56キロ(54キロ)だったレースです。1〜2着はともに7歳馬、3〜4着が人気の4歳馬と、5歳馬有利というデータは出てきませんが、7歳馬にとっては既に何度も背負ったことのある斤量ですが、4歳の2頭は前述のように一番影響を受けている世代だと思います。去年までの斤量であれば、粘れていたかもしれませんね。
2003-02-02 京都 12R [ ] 2003/02/06 03:11
 今週の一番のヒットは日曜日の京都最終でした。結果的には、ZIでも1位と2位(2位は同点で3頭いますが)、指数の方も、直前指数だけでも1位と2位、ダート短距離指数でも1位と2位(2頭)というほぼ逆らいようの無い組合せで決まっています。この組合せで、馬連は2650円、そして馬単もZIと直前指数では1位→2位の順で、5480円でした。人気は5番人気と3番人気の組合せです。

 競馬の予想をする場合、TARGETの指数を利用されているような方は、多くの方が前日予想をしているのではないかと思いますが、重賞以外では、前日オッズもありませんし(冬場は重賞でも前日オッズはありませんね)、予想オッズがあったとしても、当てにならない場合も多く、予想する上で迷うこともあるのではないかと思います。特に、このレースの予想のように、一見人気再度になりそうな予想の場合は、買い目を絞る必要性が高くなりますから、よりオッズによる影響を受けますので、予想オッズであれば、その精度は重要になります。ですから、それが現実のものと違っていれば結果的に二度手間になる可能性があるので、予想オッズ自体も利用しない場合もあるのではないかと思います。

 例えば、このレースでも、この2頭の組合せが1番人気と2番人気で、馬連も500円程度しかつかないのであれば、他に買う目のオッズにもよりますが、見送っていたかもしれませんし、買ったとしてもそれほど買わないはずです。しかし、実際は前述のようなオッズでしたので、このレースが勝負レースになります。

 オッズによって、結果が影響されることは基本的には無いわけですから、予想に自信があれば、オッズがつくということは、自分の欲しい商品の値段が安いということ、つまりお買い得ということです。これは期待値が高いということですから、より期待値の高いレースで勝負すれば、おのずと結果は付いてきます。全投資金額の中で、期待値の高いレースへの投資を増やせば、全体の回収率が上がりますので、こういうレースは勝負すべきです。ただし、これはあくまで予想が正しければという前提が必要ですが。実際には、思ったよりオッズが付きすぎている場合は、何かの要素を見逃している可能性がありますので、実際に人気になっている馬や買う対象の馬に対しての事前の評価と、オッズというものの評価を一応比較してみて、確認したほうが良い場合もあります。それでも問題なければ、金額を上げるなりして勝負すべきです。

 つまり、勝負レースというのは、予想の時点だけで決めることはなかなか難しく、やはり実際にオッズがわからないと期待値は推定できませんので、当日に突然現れる場合が多いということです。そう、期待値優先の買い方をしている場合は、勝負レースは突然やって来るのです。そして、一番の問題なのは、この京都の最終レースのような場合は、オッズの確認が後回しになってしまったりして、それが勝負レースであることに気がつくのが遅れ、気づいたときには資金が減っていたり、既に無かったりするような場合ですね(笑)。みすみすス美味しいレースを逃してしまうことになりますので、少なくとも、買い目が絞れていそうなレースのオッズくらいは一応早めに確認して、資金配分を考えながら購入した方が良いということです。

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